か ま

◆最初は・・・
パソコンや本などに窯のことについてのことが見当たらなかったし、左官さんとかに 聞いても誰もわからなったので大変でした。形を自分で難しい方を選択したので・・・・かまくら型。
一番苦労をしたのがアーチ部分の支えの骨組みをどのようにして作るかでした。店のオープンまで1ヶ月もなく、 あまり時間もかけられなかったので、早くて簡単な方法でと考え、台を置いてその上に土のう袋に砂を入れて形を 作りアーチを仕上げました。
◆失敗・・・
その後形は完成したのですが、早く乾かしてテストしてみたかったので、 生渇きの段階で土のう袋の取りだしを始めてしまいました。 すると、台が土のう袋の重みで取り出せなくなり、仕方が無いので台の間にジャッキを入れて少し持ち上げてから取ったのですが、 生渇きと持ち上げたこととアーチの部分のアールがあまくて崩れてしまいました。 この時はじめて自分の中で一瞬力が抜けると言う感覚を味わいました。 二度と感じたくありませんね。でも根が楽天家なのか、「このような事もあるさ。」 と次の日から失敗を教訓にして仕上げていきました。
◆苦労・・・
あと難しかったのが、レンガの大きさや形が同じなので、上にいくにしたがってレンガを切ったりして 形を調整しながら重ねなくてはいけないことや、煙突の位置とか穴の大きさとか構造上問題はないかとか考えながら作らなくては いけないこと等でした。
しかも一度失敗をしているのでかなり慎重に作りつつ、いいかげんに決め耐火レンガでの窯は完成しました。 そしてそのまま一週間おき、その上から保温と強度を増すためにモルタルに石灰を混ぜたセメント(熱に強いとのこと)と、 普通のレンガで二重構造の窯にしました。
◆完成・・・
最後に仕上げの土のう袋を取り出し、ジャッキを緩めて少しずつ下げる・・・
どきどきわくわく・・・全部出したときヤッターでした。
後は窯と火に教わりながら工夫して、今は2段目の位置でピザもパンも
焼いています。


 ピ ザ

◆ピザの魅力
気楽に食べられることと、いつでも どこでも、主食でも、間食でも、OKなところです。
◆ピザを選んだ理由
27年前に今の家内と世界旅行の時、イタリアのナポリで一度だけ薪釜で焼いたピザを食べました。 その時の窯の感動がズーット有り、いつも心の中に残っていました。しかしその後その様なものを見たこともなく、 あれは夢だったのかと思っていたら、4年くらい前にテレビでイタリアの薪釜を使ったピザの特集をやっていました。 それを見て「あれは夢ではなかった。本当だったのだ。」と思い、それからやってみたいと思い始めました。
そして、3年前くらいから少しずつイメージを出して、2年前から本格的にピザの研究をして、イタリアのトマトを種から育てたら、 それで作ったトマトソースの味が突然良くなりだし、それに合わせて生地の味がイメージにちかずいたので、 1年前からキッチン、窯作りと、準備を重ね、オープンに間に合わせました。
◆こだわり
まず第一に生地です。今までの生地は、ただ具を乗せるだけの台くらいの感じにしか思えないものが沢山有り、 私はいつも疑問に思っていました。見た目もたしかに大切でしょうが、私は食感(歯ごたえ)、小麦の味、 香りを感じられることだと思います。
また自家製の材料にこだわっており、ささやかではありますが、国産強力粉を使い(ポストハーベストの心配) 自家製の小麦とブレンドして生地を作っています。他の材料ではトマトソースやベーコンが自家製であり、 玉ねぎやにんにくなどの野菜類についても自家製です。
麦がたわわに実りました。この麦を使います。 


 野 菜

◆無農薬野菜
ピザやスパゲッティには自家製の無農薬野菜を使用しています。
特にピザにかかせないトマトソースは種から育てたイタリアントマト(左の写真のトマトです)を使用しています。
他にも小麦,ニンニク、玉ねぎ、唐辛子、大根、ニンジン、キュウリ、ナスビ、キャベツ、レタス、そば、 ハーブ類等が自家製の無農薬野菜です。

   

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