Part0(ゼロ)

「序章」〜00年8月30日(水)
 「終わりは始まり」なんて言葉がありまして‥‥むかしむかしあるところに、3月26日の「とびらのむこうに」第1回公演終了の直後から、やれ花見だビデオ会だと一致団結して酒浸りのハイテンションをキープし続け、きたる第2回公演へなだれ込もうとしている音楽祭歌劇団のいい年をした大人たちがおったそうな。
 何を隠そうこのわたしもその一味なのだが、ここまでのところ外しつづけている。現在までの第2回公演の動きとしては
   スタッフ募集開始(6月中旬)
   キャスト募集開始(7月上旬)
   制作スタッフ第1回ワークショップ (7月23日)
   キャストオーディション(8月13日)
‥‥というところなのだが、ワークショップにもオーディションにも行けずじまい。


 ワークショップはスタッフ向けとなってはいるが、キャスト希望者にも参加してほしいとのお達しがあり(なぜか法王経由)、実際元番人の小倉さんや元PTAの小川さんなどが参加している。講師陣は山崎プロデューサー、ごんどう先生、田渕久美子先生というそうそうたるメンバーで、こんな機会滅多になかったんだけど‥‥。聞いた話によれば「大人の方はオーディションやったからと言って落ちる訳じゃないですから」と山崎Pがのたまったそうだが、信じていいのかどうか‥‥

 というのも、わたしの場合オーディションにも出られないことがわかっていたからなのだ。応募用紙だけは持って行ったのだが、「オーディション行けないんですけど」と言ったら、大垣さんに代わって会館のプロデューサーとなる渡辺さんに「じゃあ審査員と相談します」と言われてしまった。じゃあ相談の結果、「この人は断りましょう」ってこともあるのか〜!正直、気が気でなかった8月中下旬。オーディション参加者や、子どものオーディションを手伝った多田スクールの人たちから情報収集に精を出す。
   「元汚染部隊の木村先生や家田さんがダンサーで受けていた」!
   「舞台スタッフだった松本さんら男性数名がキャスト志望で来ていた」
   「高校生の男の子(山田くんではない)が子役でうけた。カザン候補か?」
   「受験との両立を決意!F・Tさん予想外の参戦」
‥‥などなど。個人的には、初代ララをつとめた美江ちゃんが不参加だったことがとても残念だった。あとで本人から話を聞く機会があったのだが、そこにはやはり選ばれし者(主役経験者)だけが持つ苦悩があるようだ。

 ‥‥で、自分のことなのだが8月21日、県民会館から封書が!
‥‥「合格」って書いてあった。「合格」‥‥何で判断したんだろ‥‥すいませんねホントに‥‥というわけで今回も無事、参加が決定した。いきおい、今年も会館に内緒でこっそりお送りする音楽祭現場潜入リポート、ヨロシク!‥‥えっ!あの人が演出補佐に!?(つづく)

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