あいと地球と競売人'04 練習日記 Act.2

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12月6日(土)

 今日はリハーサル室と会議室を使って、1場の段取りと、合間でソリストの抜き稽古。
 まずは1場だ。いよいよ歌以外の練習だ!あ、ちなみに死神や捜査官も1場は妖怪としてステージに出ることになる。最近あい地球やったことのある人には蛇足だけど、以前のソリストはその役だけをやっていたものだ。兼務だったのは天使と雨の精ぐらい。その雨の精も最近は子どもたちの方が兼ねることが多くなっている。俗に言うあまだれシンガーズ
 で、1場段取り。歌の部分の、振付というほどでもない手の使い方や移動のタイミングなんかを伝達される。どアタマの「妖怪が土のように折り重なって盛り上がってる」場面は、何回も見てるけど自分でやるのは初めて。で、こういうときやっぱり具合がいいのか、住田くんを枕代わりにする人がチラホラ。「やめてよ〜」‥‥ほんと楽しそうだね、きみ‥‥。
 で、そうこうしてるうちに高橋先生からお呼びがかかる。男女混合し苦み合戦、どこが「にがみ」やねん!死神合戦だ!まずパート分けってことで、トップが石川くん、メゾがオレ、ベースが米さんと理江さん。今日は稲若さんがいないので、取りあえず糸賀さんは希望のトップを歌ってる。
 やってみると意外に大変‥‥音程が。ひとりでは完璧に歌えたと思っても、ハモろうとするとなんかわけわかんなくなる。メゾの先輩・りっちんもそんなことを言ってたな。「自分しかこのパートを歌う者がいない」ってのはこんなプレッシャーなのか‥‥?
 そのうちミヤコちゃんが来たので、彼女を(相当無理があるが)あいちゃんに見立てて「♪ベロベロベ〜」と何度か練習。ミヤコあいちゃんだけに、あのキャラで軽くあしらわれるかと思いきや、「これ笑いこらえるの大変じゃね」‥‥意外と好感触である。この調子で本番でもあいちゃんを‥‥って、本番ではどっちのあいちゃんに絡むんだろ?ダブルキャストが3組あるのでその組み合わせが気になるところだ。特に死神は、あいちゃんにはこの歌で絡むし、競売人は6場でその死体処理をしないといけないはず‥‥池野さんが沖田と上川に体重を聞いていた。女性死神は体重の軽い上川ジョーとの組み合わせがご希望だそうです。処理しやすいし。
 その間にみなさんは競売の場面とかをやったようだ。誰がいくらの値付けをするか(セリフの振り分け)も。
 唐突だが、稽古終わりにかなえセンセから「けいこ場内恋愛禁止令」が出た。でもけいこ場を1歩出たらOKなのだそうだ‥‥訳がわからん。終了後、理江さん、美佐恵さんと某マルフクでTシャツと忘年会について打ち合わせをして帰宅。


12月7日(日)

 今日は中央公民館で、軽運動場しか使えないので時間を区切って前半子ども、後半大人の練習。
 浜田組の米原さんを会館前から先導して来た。米さんと智恵ちゃんは、川本の音楽芸能祭にあい地球出演者でチームを作って出演するというので(「好きさ」とか歌ったらしい)、そっちに参加してからの益田入り。
 1階のどこかから「泣かないで青い地球」が聞こえてくる。あいちゃんのソロの練習が始まったらしい。
 3階に上がってみると子どもたちがまだ「好きさ」の練習中。どうやら5番まで通して振りがついたようで、進んだなあって感じだ。
 3時、大人練習開始。1場の復習で床に這いつくばるのだが、ここで思い出したのがこの時期、軽運動場の床の冷たさ。このメンバーでそれを身をもって体験してるのはなんつっても稲若さんだ。「とびら」ラストシーンで死んだ護衛はずーっと床の上に突っ伏していた。で、沖田くんが銃を取りに来るまでその姿勢のまま粘るのだ。
 対照的に1階の音楽室はストーブがあって暖かかった。ここでソリストの抜き稽古(歌)。う〜ん、広兼先生ときのうの高橋先生ではビミョーに言うことが違うなあ‥‥いや、矛盾はしないのかも知れないけど、両方の意見を生かすにはまだまだ力不足みたい。
 で、終わって軽運動場に返ってみると4場の段取りが終わっていた。こういうときダブルキャストは苦しい。また誰かにやったこと聞いとかないと‥‥とは言え、3人いるから(遅れてるのオレ一人じゃないから)どことなく安心してるところもある。
 2時間しかないのですぐ終了。5時前からとっとと撤収開始である。みんなで機材を降ろして、会館の車に積んでお疲れさま。そのあと「あい地球振興協議会」別名「本筋関係外盛り上げ委員会」(※注・いま考えた)役員メンバーは会館の会議室で、Tシャツや忘年会について協議をした。かなえ先生、法さん、美佐恵さんや理江さん、えっちゃん、沖田くん、あとなぜか悠花ちゃん‥‥美佐恵さんを拉致したのでしょうがない、道連れじゃ。まあ子どもキャスト代表ってことで。
 会議の結果、役割の分担ができてそれはよかったんだけど、Tシャツデザインの締切が年内になっちゃった‥‥「自分の首くらい自分で絞めなさい!」ってお母さんに言われた気がした年の瀬の風景。


12月12日(金)

 初めての平日。今日は夕方からソリストの抜き稽古である。
 いや、死神だけだと思ってたんだけど、リハーサル室に行くと捜査官の二人がも〜かなりキーポンダンシンしていた。しかし二人ともかなり遠方だし、学校はあったはずだし‥‥いつからやってたんだろ?気合い入ってる、入りまくり。
 しばらくその模様を見ながら死神会議。「二人とも高校生だから若者振りにしたんだけどな〜」とか横からボヤキが聞こえてくるのは無視するふりしてしっかり耳に入れながら、どういう死神にしたらいいのか?検討会である。人には「この辺が一番楽しいんだよ」とか言うのだが、言うのとやるのとでは大違い、とっかかりが‥‥考えたら、まだ誰がどのセリフかも決まってない。
 そのうちかなえ先生の手がやっと空いて、まずはセリフの振り分けから‥‥何度か配役を替えて台本読みをし、結果オレが1、米さんが2、石川くんが3になった。1というと、歴代の人は‥‥5年前は「3人組」といえばこの人・「とびら」の森の番人も務めた三宅先生、松江ではあの(そう、あの!)坂本さん、川本だと亜由美さんのポジションだ。くそう、オレは負けねえぞ。
 今のところキャラ的には“真剣に困っているサラリーマン風”としている。最初のセリフが「困ったもんだ」なんだけど、それをホントーに困った感じで言ってるのを見たことがないから、ホントーに困ってみようと思うのである。でもなぜかやってる姿が「三平師匠」って言われたんだが‥‥「どーっもすいぁせん」真似しようとすると似ない (-_- ;
 サラリーマンなら「ネクタイ締めるか?」とかなえ先生が言うので「腕抜きの方が‥‥」って言ったらかなりウケていた。やばい、こりゃ墓穴掘ったかも知れん。本番、ホントに腕抜きが用意されてたらどうしよ‥‥米さんは「うようよキャラ(?)」、石川くんは「筧利夫」だそうで、かなりセリフもイジリたがっている。
 女性は1が理江さん(アルト)、2が稲若さん(トップ)、3が糸賀さん(メゾ)だ。
 その女性がやってるのを見ると、かなりいい感じに見える‥‥となりの芝生は青いモンだ。ってこの言い方ジジくさいか?とにかく女子組とはライバルになるので、負けないわ!
 なお、この日ようやく松本くんは、相方の住田くんがタメ(同学年)であることに気づいたようだ。急に口のきき方がかわって面白かった。


12月13日(土)

 「ごんどうけんのダンスワークショップ」初日をバタバタときりあげ、石見プラザから直行便。
 あしたの昼間はその2日目があるのでこっちの稽古はNGになる。体が2つ欲しい〜(>o<)。
 さて、法澤さんから重大な発表がサラッと行われた。しかも事務所の前で。
 何と今回の公演はNHKのテレビで放送されるってぇこった!‥‥おいおい‥‥大丈夫か?
 環境フェアの絡みで本番がこの日に決まったってのは聞いたんだけど、テレビもそこからの話しらしい。で、公演初日はカメリハで、2日目のがオンエアなのだと。
 ダブルキャスターどもの目が血走る‥‥沖田「いや、おれは若い上川に譲る。ヤツの将来にとってもその方がええし」
 ‥‥それ本心で言ってる? でも、個人的にはオレもどっちでもいいなあ、ビデオにさえ残れば。あ、でも松江でも放送されたら、お久しやの松江あい地球フリークのみなさんにも見てもらえるかもね。
 ‥‥まあオレが決めるんじゃないし、余計な詮索はせんとこ。
 きょうもリハ室から始まって、「森は生きている」のバラシの終わり待ちで大ホールへ移動して、1場の練習。死神の歌もあります、もちろん。
 知ってる人は知ってると思うけど、競売の場面を除くと1場と4場ってよく似ている。で、若干混乱気味の1場稽古になった。この辺は台本からカットする部分も出てきそうで、今後も生き物のように変化する模様、要注意。
 そして益田では初となるダンサー志望者来たれ!の告知byミヤコちゃん。
 智恵ちゃんの季節到来だ。稲若さん、死神だけどどうすんのかねえ‥‥上川は踊る気満々だ。競売人の分際で。えっちゃんは踊る気あろうがなかろうがダンサーだ。管理官殿のご命令なのだ。そのかわりバーターで、天使の時「嫁に行きましょう!」と言って背中の羽根に電話番号を書いておいてアピールするとか、しないとか。
 「だって天使はウチ以外、嫁に行くにゃあ早すぎる人ばっかしなんじゃけぇ」
 
‥‥はいはい (-_- ;
 最後に忘年会の告知を配った。28日の稽古終了後にキャストや一部スタッフ・吹奏楽の皆さんの結束会を兼ねて「妖怪実行委員会(これは理江さんのネーミング)」で企画した次第だ。‥‥え〜、元死神の内藤先生‥‥5年前の忘年会の告知文、あれお気に入りだったのでパクらせていただきましたm(_ _)m。

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