あいと地球と競売人'04 練習日記 Act.3

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12月20日(土)

 16日頃、仕事であいちゃん(彩夏ちゃんの方)のお父さんに会った。
 「まだどっちかわかんないんですよねえ」
 「わかんないですねえ、落ち着きません」
 娘が主役を演じるのは初日か楽日か?NHKの中継もからんで家中騒然の光景が見える。家中というと、松倉家はお母さんも汚染妖怪下の子もあまだれと、もはや一家あげてカーテンコール突入状態。ちなみにあいちゃんのお婆ちゃんとウチのおフクロはお友達らしい。どーでもいい?ちょっとアピールしときたかったの。
 さて、人権センターである。‥‥ここでミュージカルの練習するのは初めてだ。
 講演会とか、選挙の開票事務に使ってる、けっこう広い床張りの部屋。こうしてみるとなかなか良さげだ。
 14日にNGだったので、あとで智恵ちゃんに聞いたんだけど、ダンサーに21人も手が上がったらしい。死神も6人中4人がダンサーだ。米原〜!石川〜!裏切りやがったなぁ〜!!
「汚染のあとの死神はきついで〜」‥‥でしょ、川本の古部さん。言ってやって言ってやって!
 それにしても、汚染の振付に入って配置についてみると、真ん中のダンサーゾーンの人口が密集してて、両脇スカスカだ。寒い‥‥益高生、早よ来い〜(>o<)
 それにしてもその2、風邪ひきが多い。益田はいつも健康管理が大変な冬場公演、宿命っちゃあ宿命である。まあ今のうちならいいじゃん、て話もある。本番の時ひいてるより。
 そんなこと心配してる間も汚染舞踏の振付は進む。
 前もそうだったけど、いかにヒラ妖怪がダンス面で楽とはいえ、この曲は歌にも相当体力を使う。やっぱ「ああ楽だ」とは言えない。たぶん、たぶんだけど‥‥ダンサーの人はほとんど歌えてないんじゃないかと思う。ダンサーに回ってるのは‥‥ああ、回ってない人をあげた方が早いな(-_- ;。糸賀さんや大谷さん、愛李ちゃん、桐田ちゃん、稲岡さん、沖田くんなど。沖田は2番のあたまの「カメハメ波」ポーズを「スーパー1の変身じゃろ、これ」とわめいていた。それわかるの、オレだけかもよ‥‥火を噴く赤心少林拳。
 なお、ミヤコちゃんのお達しにより、住田くんのコードネームは「トトロ」ってことに落ち着きました。終了後ガストで定例会議、ドリンクバーで粘れるだけ粘って本日終了。


12月21日(日)

 きょうも人権センター。中央公民館と同じで、3時まで子ども、そのあとが大人。
 しかし、そろそろ死神をどうにかせんとイケンって騒ぎで、男組3人は2時集合を示し合わせた。合わせたのだが、ロビーが狭いので人が集まり出すともうイケナイ。結局ほとんど雑談に費やしてしまった‥‥いや、でもこういうところで話せるようになる人もいるので、これはこれで有意義ではあるんだけど。たとえば松倉あいちゃんママや、天使の松永さん大賀さんなど。ダンサー系妖怪の大達くんが、「とびら」で共演したクラリネッターの大達ちゃんと親戚だってのは初耳だった。
 で、そろそろ子どもの時間が終わろうかという頃、ツインズフェイスの山口?貴が父上らしき人と登場。山口あいちゃんのお迎えか?ちょっと距離があったので手だけ振って挨拶したんだけど、あとで上川に「今の‥‥珠ちゃん?」上川は上川で「や‥‥祐貴ちゃんじゃないスか?」ど、どっちも自信ないんでやんの。あいかわらずすいませんね‥‥山口姉妹m(_ _)m。
 Tシャツの絵も適当に披露しておいた。今回は川本のあいちゃん「のぞ」バージョンの髪型を持つあいちゃんを、横顔大きめで配置してみた。まあフルカラーだった松江版と比べたら印刷で使うのは1色で地味なんだけど、「これ男の人は着れないんじゃない?」って声があったのでど〜かな〜と実は悩んでいた。でも石川くんが「あ、これぼく着ますよ」って言ったので、もう採用決定しました。早やっ(^_^; これまで作った中では一番ウェットな(テーマ性のある)雰囲気にしたつもり。ミヤコちゃんが「あら、これアタシ?」とかほざいてた。じゃ「ミヤコと地球と競売人」にしないと‥‥しないしない。
 さあ、子どもたちも撤退して、きょうも4場だ!2時間しかないからとっととやるぞ!しかしこんな日も、恐怖の初見ピアニスト師井さんの人間的な癒し系演奏はうなる。実は19日のピアノコンサート「炎・生きろ」見に行くのコロッと忘れてたんすよねぇ‥‥テレビのニュースでは見たんだけど。お疲れさまでした。
 ダンサーの振りも本格的に入り始めて、やっぱりヒラ妖怪でよかったわ〜と小さな幸せをかみしめる今日この頃だが、ダンサーの先頭付近にちょっとカッチョイイ人がいて、ヨリコちゃんなどと呼ばれていたので、よく見ると川本汚染の曽田さんだった。何人かダンサーで来てくれるとは聞いてたのだが、いよいよ川本と益田の暗闇の世界が時空のねじれでつながって、カオス状態にはまってきた感じだ。あんまり面識はなかったんだけど挨拶しときました。おぼえててもらえて、やや安堵。
 終了即撤収は出張稽古のお約束。忘年会について方針変更しないといけなくなったので、法さんの黒ベンツを追いかけて横浜、会館に戻り(横浜に会館があるわけではない)、会議と称してダダ話し。理江さんがポッと出でない人だってことがよくわかった。気がつくと約1時間半。 
 なお本日のワンポイントアドバイスは「淀殿が淀殿ならねね殿もねね殿じゃ」レッツエクササイズ!!


12月23日(祝)

 きょうは益田市民合唱祭。当初は練習の予定だったが、歌唱指導系の先生たちが合唱祭関係でことごとくNGなので練習中止。かわりに子どもたちがPRも兼ねて合唱祭にエントリーとあいなった。これはもう伝統みたいなモンである。「とびら」の時代はなぜかやらなかったなぁ‥‥。
 アタクシは市民合唱団として舞台裏をウロウロしながらウォッチング。だってまだあいちゃんがどんな子かも知らないのだ。知らいでか!
 ダブルあいちゃん・山口さん松倉さんが最初に出てきて、ひと言挨拶してから他の子どもたちを呼び込んで「好きさ好きさ」の段取り。このコンビは奇しくも、夏にジュニア合唱団劇団くちぶえでジョイントコンサートをやったときの、それぞれのエース激突の再現になるらしい。
 ジュニア代表・山口礼(あや)ちゃんはさすがに珠貴・祐貴のDNAを感じる。舞台裏で祐ちゃんに会ったので「お姉ちゃん心配だね」と言ったら「家でいじめときます」‥‥そ、そうスか‥‥益高合唱部がこの土日から妖怪軍団として練習に参加してくることになっているので、まあステージでは妖怪の敵・憎っくきあいちゃんをいじめるのは別にかまわんのだけど、家ではねえ‥‥あ、家にいるときから攻撃して弱らせておくってことかぁ!(違うだろ)
 くちぶえ代表・松倉彩夏(さやか)ちゃんはちょっと大人っぽい感じの子。ダンスとかうまいんでしょうねえ、きっと‥‥礼ちゃんと並んでみると、なかなかいい感じのコントラストだ。
 益高合唱部といえば田原優ちゃんにも会った。5年前子どもたちだった彼女もこの週末から暗黒デビューってことで、感慨もひとしおである。まあ話してみたら相変わらずだったけど。


12月27日(土)

 押し迫ってまいりましたが、6時・大ホール。
 行ったらステージの上に「祝成人」の看板が吊してあった。思わず「♪そんな〜時代も〜あ〜ったねと〜」などと中島みゆきor薬師丸ひろ子風に歌ってしまいそうになったりはしなかったが、最近はねえ、年が明けたらすぐこれだもんな。
 でもそんなことより、これ見てなんとなく去年の「ビヨンド」を思いだした人が何人かいるんじゃないかなと‥‥「卒業式」って法王専用スクリーンの違和感満載表示がいまもまぶたに焼き付いて離れない。
 その祝成人看板の下で稽古開始。この日、ステージの人口密度が急激に上昇した。ウワサの益高合唱部軍団が暗闇の世界合流を果たしたのであった。はっきり言って「倍増」、もしかしたらそれ以上。これでお値段(チケット)据え置き!お買い得!!
 なお、よりによってこの記念すべき日に遅刻して来やがられましたのは沖田の和坊でした。直前まで寝てたそうだが、そーゆー日に限って、胸の即席名札を「ねぼすけおきた」とか凝ってるヒマがどこにあるんじゃい!でもゴメンね、「寝てた」って広兼先生にばらしたの、オレなの。
 で、合流というとお懐かし系汚染ダンサー・中ちゃんも本日初登場。5年のあいだにご婚姻あそばして今は実体として全然「中ちゃん」じゃないんだけど、「中ちゃん」と「あそう」、2つの名札式ガムテープを貼っつけてのカムバックである。
 1場の稽古だが、この場面を引っ張る競売人2人のキャラが立ち始めた。沖田は異常なまでにハイテンション、対する上川はやや斜に構えた感じ。まあセリフの語尾や言い回しをキャラに合わせて多少チューニングしてるけど、同じ台本でここまで色を変えられるのか、とちょっと感動もの。っつかやっぱりウマいんだよね、この2人は‥‥強いて言うなら、上川の方は「広兼競売人」を意識してるのが伝わってくる。まあそれはそれでまた良きかな。
 益高妖怪軍団も初登場とはいえ、そこは合唱の強者ども、歌についてはすでに即戦力状態である。いや、大リーガーの助っ人をチームごと呼んできた感じ、もう彼ら彼女らなしでは益田の暗黒の世界は夜も明けぬ。ただはっきり言って人数多すぎで、女子は2班に分かれて、交代で練習してる状態だ。これ、本番ではどうすんのかな‥‥?
 終了後、家に届いていたチャコットのカタログをとりに返って、ハッピーでTシャツ最終打ち合わせwith理江&美佐恵。川本のプロデューサー、杉本さんにも電話でいろいろ聞いたりして、ようやく仕様が固まりましたとさ。

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