「あいと地球と競売人」番外編 〜「使用済み割りばしの明日はどっちだ!」 (2000年1月1日スタート)
ここは益田市元町あたりにある暗黒の谷。無気味な暗闇の世界の住人たちがこんな数字を眺めてため息をついています。
割りばし3膳(6本) → はがき1枚分
割りばし100膳(200本) → 週刊誌1冊分
「…でも俺たち首領の手下だから、何にもできないよ。」
だれかがそう言ったとき、天の彼方から声が聞こえてきました。
「できる!使った割りばしを洗って乾かしておくこと。再加工してくれる工場にまとめて送ること。そうすればティッシュペーパーだってコピー用紙だって!」
…てなわけで、とんだ三文芝居から始まったこのコーナー。いよいよ「あい地競」スピリットの実践編という訳です。割りばし、よくお世話になりますよね。使った後どうしてます?わたしも以前は何げなく捨ててたんですが、この割りばしがリサイクルできるということを、奇しくもこの「あい地競」本番の楽屋で知りました。
ゲネが終わってさあ本番前の腹ごしらえ、てことで弁当が運ばれてきたのですが、同時に楽屋前の廊下に置かれた弁当の空容器入れに、ハシを分けて入れるように注意書き。加えて上記赤文字と類似したデータが示してありました。お弁当屋さんが取り組んでいたようです。
本番の熱気が恋しい数日後、そんな声の妖怪コワくねえぞというソプラノで第一声を上げたのは吉本妖怪さんでした。「(か細く)あれをわたしたちもやりましょう。」…それから約半年、割りばしの回収はわたしの職場とその周辺でホソボソと続いていました。ただ、まとまった量でないと引き受けてもらえないので、ある程度たまったら吉本さんへ渡し、その先の集積ルートで段ボール詰めして送ってるらしい、ぐらいの認識しかないと言うていたらくでした。
最近になって周囲の人たちが積極的に関わってくれるようになり、というかその人たちに引っ張られて取り組みも具体的になり、インターネットのおかげで情報も手にはいると、だんだんわたしの中の「あいちゃん魂」が「これをひとつのムーブメントに!」と鼻息を荒くし始めて来ています(あいちゃんの鼻息が荒いのではない)。時まさに「妖怪の楽屋ホームページ」キックオフのタイミング。「割りばしのリサイクル」もコンテンツに加えて「う〜ん、このページは社会的ですね〜」と、ひとり悦に入ろうとするわたし。…入るな。でも、何かしたかったってのはホント。これが今一番なすべきことかどうかは分からないけど、とりあえず気付いたところから「あい地競」に関わった者としての責任を果たしていけたらと思ってます。
ご覧のとおり、設置場所は益田市役所の中です。市役所で働いている、市役所の近辺に住んでいる、仕事で市役所に出入りしている、等の方々はこちらへ投函してくだされば回収させていただきます。そうでない方々や大量にご協力いただける等の場合、とりあえずメールしてみてください。良い方法がないか、一緒に考えましょう。もちろん、直接工場へ送るのもOKです。
場所が市役所、それも環境衛生課の真ん前ということで何か意見・要望をしてみたくなるところですが、市役所への問い合わせはご遠慮下さい(あくまで個人的活動です。市役所には場所を借りてるだけですので)。まあ、環境衛生課の人なら「そのことなら、あの人に言うてみんさい。」と、我々の名前を出してくれるかも知れませんが、基本的に問い合わせはメールでお願いします。
ここで唐突にTAKAさーん・チェーック!!(ふっる…)割りばしなら何でもいいって訳じゃありません。
割りばしの明日のためのその1 〜えぐり込むようにして洗うべし!洗うべし!乾かすべし!〜
…えぐらんでもいいですが、付着物ぐらいは流しておきましょう。濡れたままだとカビの原因になるので、洗うのより乾かす方を念入りに。割りばしの明日のためのその2 〜竹のハシは除くべし!退けるべし!No Thank You!〜
…語尾が変でしたけど…要するに紙の原料は「木」なので、竹の割りばしは使えないということです。竹もリサイクルできたらいいのにね。割りばしの明日のためのその3 〜その他混入した異物は取るべし!取るべし!取るべし!〜
…一緒に入っちゃいそうな物、ハシ袋とか、つまようじなんかも除いて下さい。工場の機械にトラブルが起こる可能性があります。割りばしの明日のためのその4 〜段ボール箱満杯を単位として、送るべし!送るべし!送るべし!〜
…個人での送付を考えてる方のために。みかんの箱程度のものでお願いします。このハードルが結構高いんですよね〜。我々もまだ、送るところまでこぎ着けてません。やはり大勢で協力したほうがいいって事でしょうか。
送り先はこちら(みよしのHP「How to リサイクル」へリンク)です。着払いで送る方法もあるらしいので、このあたりに関しては改めてレポートしたいと思います。