子どもの居場所づくりコーディネーター養成講座



「子育ては はれの日 あめの日 あらしの日」(2004年7月)

早稲田大学教授の増山均氏を講師に、「子どもの居場所づくりコーディネーター養成講座 公開講座」を開催しました。

1:子育ては<実る>
 子どもが育ち、実らないのは、子どもに問題があるからではなく、親・社会の実らせない力が 立ちはだかっているからです。

2.子育てに<長く大きなものさし>をあてる
 子育ては、長いものさしを持っていれば、叱らなくてすむことがたくさんあります。

3.子育ては<晴れの日・雨の日・嵐の日>をくぐる
 子育ては順調な日だけではない。長いものさしで、雨や嵐が来ることがわかっていれば、 それに備えることができる。

4.人生における<嵐になりやすい4つの時期>
 (1)は誕生、保育問題。5〜6歳までは大変な時期。支えあう体制がなければ、問題が発生します。
 (2)は老化、介護。自律していく見通しが立たない分、もっと大変。
 (3)は思春期。子育てはつまづくことが多い。
 (4)は思秋期。更年期。自分の思秋期、子の思春期、親の介護期、家族の嵐の時期は重なりやすく、 大嵐になりやすい。

5.人間は<つながり・ぬくもり>の中で生きる
 「我が子だけを幸せにしよう」はありえない。それでは、嵐に耐えられない。

6.自立へのエネルギーは<安心・自身・希望>
 思春期につまづく子に共通するのは、心の中に不安を、人間に対する不信感を、将来に対する 失望を持っていることです。

7.安心の子育てに向けての<はじめの1歩・2歩・3歩>
 (1)子どもへのまなざしを変える
 (2)セルフヘルプグループをつくる
 (3)社会の中に子育ての仕組みを確立する
 安心して子どもを産み、育てていけるように、社会システムを改革する!



「夢屋のおっちゃん 島根に来たよ」(2004年1月11日) 日本財団助成事業

 広島県体験活動ボランティア活動支援センター(やまぶしくんセンター)のボランティア コーデイネーター・中村由利江さんを講師に迎え、「子どもの居場所」で子どもがのびのびと 遊べるようにするために、大人はどうしたらいいのかを学びました。夢屋のおっちゃんとして 子どもたちに紙芝居を届けておられる中村さんの、ご自身の体験を通して語られる ひとつひとつに、うなづき、元気をもらい、子どもたちと向き合うとき、「子どもはこうあるべき・・」 という固定観念を持たないこと、子どもの反応を見ながら、叱らなくていい方法を考えることを 学びました。



子どもの居場所づくりコーディネーター養成講座終了(2004年10月)

 基礎講座4回と実践講座3回を実施しました。夏休みの子どもの居場所【ごった煮スペース】で ボランテイアとして活動した人もいました。

参加者の声
★子どもの居場所づくりを地域ですすめるためには、指導者・ボランテイアを多数養成する 必要があるので、今回と同じ内容を継続して実施してほしい。
★危機管理に関する講座もやって欲しい。
★子どもが地域で育つことの重要性を学んだ。
★「子ども観」を持つことの大切さを学べたことがよかった。
★子どもが将来壁にぶつかった時に、それを乗り越えるためには、家庭での安心や、学校・地域 での確かなつながりや経験が不可欠だと感じました。



子どもいきいきサポーター養成講座 展開中!

 子どもが本当に「生きる力」を育むことができる活動、子どもが自分で考え、自分で試すことが できる活動、子どもが「お客さま」ではなく、「主役」となれる活動をきちんとサポートできる ファシリテーターを養成しています。

講師: 山本克彦 氏
高校生・大学生コース  2003年9月6日(土)
 プレーパークやキャンプなどで、子どもと直接かかわっている大学生たちが、子どもとの 向き合い方、リスクについての考え方を、ワークショップを通して学びました。 (参加者16人)

一般コース
第1回 「体験から学ぼう」 2003年9月7日(日)
第2回 「子ども観を問い直そう」2003年9月7日(日)
 子どもの体験学習についての基礎学習と、ファシリテーターとしての子どもとの向き合い方を 学び、共感するためのいろいろなワークショップを実際に体験しました。
第3回 「リスクとハザード」 2003年10月5日(日)
第4回 「魅力的な活動をデザインしよう」
 子どもたちのキャンプを想定し、どんな危険があるのか、ワークショップで出し合い、それが リスクなのかハザードなのか考えました。
 【リスク】 子どもたちがその危険について予測可能なもの
 【ハザード】 その危険について子どもたちには予測不可能なもの
 子どもの活動において、リスクをすべて取り除くことは、子どもがチャレンジする機会を 奪うことになる、子どもが危険を予測し、自分で避けることができるよう学ぶ機会が必要で あることを学びました。午後は、参加者オリジナルのびっくりイべントを企画し、ポスターを 作製しました。



子どもたちには放牧場が必要!(2003年9月20日) 日本財団助成事業

 東京大学大学院教授・汐見稔幸氏による<子ども観を語る・ワークショップ>を開催しました。 私たち大人が、子どもを、未熟だから指導しなければならないと考えるのか、子どもは本来 育つ力を持っており、その力を伸ばせる環境を整える必要があると考えるのかで、子どもを とりまく環境がずいぶん変わってしまうということを再認識しました。
 子ども期に育てておくべき力はなにか。そのためにはどういう環境が必要なのかについて、 先生のユーモアを交えたお話を聞き、楽しく学ぶことができました。「子どもには、その中で いろんな体験をしながら学び、持てる力を育てていける放牧場が必要」という汐見先生の お話が心に残りました。(養成講座参加者20名)