サンクラフト・マリン事業部 島根県島根県浜田市外ノ浦町571 0855-22-3283
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初めての曳釣りとトローリング
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広い海をただ漫然と艇を走らせていても決して魚を釣ることはできません。
魚のいるポイントを見極めてルアーを流し、曳釣りとトローリングは始まります。
通常、曳釣りとトローリングの場合、船のスピードは表面曳きで4〜7ノット、中層曳きで2〜5ノットで走行して
行います。対象魚によって多少異なりますが、海が荒れているときはスピードを遅く、穏やかなときはやや
速く曳くとよいとされています。
1.潮流に対して逆らって船を操船
魚は索餌行動中潮流に逆らって泳ぐ習性があるので、追いかけて食い付くことを考えると、船の操船は潮流
に対して逆らって行ったほうがヒットする確率は高くなります。
したがってポイントに対して潮流に逆らって操船する場合、直進するとすぐにポイントを通り過ぎてしまうため
ジグザグに進みポイントを外したらまっすぐに帰るということを繰り返すという操船が有効です。
2.太陽を背にして船を操船
ギジエサ(ルアー)で魚を釣る場合、ギジエの大きさ、型、色のほかにその光り方、動き方なども魚にギジエ
を発見してもらう重要なポイントになります。
そこで「太陽に向かって直進するな!」ということがあります。
太陽の光で魚がギジエサを発見しにくいとされていますので、太陽を背にして船を操船したほうが魚がヒット
する確率は高いということになります。
3.魚群の先へ先へと船を操船
鳥山、ナブラなどを発見したらその進む方向を確認して魚群が散らばらないようにその周りを大きく旋回する
ようにして、魚群の先へ先へと船を操船してルアーが群れの先端に入るようにすることが大切です。
魚群を発見するということは、曳釣り、トローリングにとって最大のチャンスです。魚がヒットしてもその魚群の
進む方向を見失わないようにすることが、次のチャンスを生む秘訣です。

さらに、魚群のスピードが速く、なかなか追いつけないようなときは、全速で追うことなども必要ですが、その
ときに群れを散らさないように魚群の先へ先へと船を操船して回り込むようにすることが重要です。
4.潮目の境を交互に操船
潮目にはゴミや流木が流れていますので、エサとなる小魚が自然と育っていて、それを求めて魚が集まって
います。そのように潮目に入ってしまうとゴミを釣ったり、艇のトラブルの原因にもなったりします。
潮目に対しては、境を曳くように操船します。
また大きな潮目に入ってしまい、ゴミはあるけれど魚もいそうな気配を感じることもあります。そのような時は
操船でもっとも注意が必要です。
このような海域では海面の浮遊物よりも海中を流れる物が多いので見張りをつけてゴミをよけながら操船す
ることが重要です。