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社長コラム
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2011/7/22 牛肉セシウム汚染問題について思う… 高濃度の放射線セシウムに汚染された稲ワラを与え、内部被爆した牛肉から高濃度のセシウムが検出されたことにより北海道を除く東日本の牛肉が4分の1程度に大暴落しています。西日本では米の収穫後、年内にワラを取り倉庫に入れますが、乾田で気温の低い東北では、翌年の春までかけて収穫します。そのため、原発の事故以後の収穫した稲ワラから高濃度のセシウムが検出されました。問題は、30qの避難地域や計画的避難地域のワラなら理解できますが、50q以上離れた白河市や160q以上離れた一関市などで収穫されたワラに高濃度セシウムが検出されたことに問題があります。国はそのことを知りながら公表しなかったため起きた問題です。逆に言えばホットスポットといわれるそれらの地域では多くの人間も内部汚染されている可能性が高いと思います。 松永牧場では、アメリカ産チモシー、オーストラリア産オーツヘイ、中国産稲ワラを購入し、すべて倉庫の中で保管し牛に与えています。 2011/1/5 ● 明けましておめでとうございます。● 昨年は、宮崎の口蹄疫、夏の高温、鳥インフルエンザ発生と畜産業界にとって大変厳しい一年でした。しかし今年は、昨年以上の危機感をもって対応する必要があります。それは、昨年11月に再発した韓国の口蹄疫です。昨年4月時点で、すでに77万9千頭の牛・豚が殺処分され、今なお拡大しています。鳥インフルエンザも発生、12000羽の鳥が殺処分されました。しかしこれだけ重要な問題が、国民にはなかなか伝わってきません。それどころか、「格安料金で韓国に行こう」と旅行代理店の公告が毎日のように掲載されています。また農林水産省のホームページでも12月27日以降、更新されていません。本当に、この国に危機管理があるのか疑いたくなります。韓国と日本は、人的交流だけでなく物流も多く行き来しています。アメリカやカナダからの乾草の多くは、韓国釜山港を経由して日本の港に入ってきます。島根県も隣の浜田港で陸あげしています。日本のどこで口蹄疫が発生しても不思議ではないのです。当牧場では、消毒の徹底を実施していますが、口蹄疫が日本に上陸したら個々の農場は無理です。もっと国に危機意識をもって欲しいものです。 今年はうさぎ年です。うさぎはぴょんぴょん跳ねて景気も良くなると言われますが、童話の「うさぎとかめ」のように気を許すと一人取り残される恐れもあります。今年一年、気を引き締めて行きたいと思います。 本年も宜しくお願い致します。 2010/1/19 FOOD
ACTION NIPPON アワード 2009 優秀賞を受賞 我が国の食料自給率は41%(カロリーベース)で、先進国の中でも最低の水準です。 それを平成27年には45%を目指し色々な取り組みが計画されています。目標達成の為には、食料の生産・流通・加工・消費に関わるすべての人々が国産食材を積極的に利用していくことが必要です。 その為に FOOD
ACTION NIPPON アワード 2009が出来たそうです。 今回の応募は、取引先金融機関の山陰合同銀行 益田支店の担当者の方が、私たちの取り組みについて紹介、応募してくださり、その結果優秀賞をいただく事になりました。 〔取り組み〕
今後とも
未利用資源、食品残渣の利用を増やし、自給率向上と安全な牛肉・牛乳生産に努めます。 2010/1/4 〜・〜・〜あけましておめでとうございます〜・〜・〜 明けましておめでとうございます。 昨年は丑年でありながら、肉牛業界にとって飼料価格の高騰、枝肉価格の暴落、将来展望の描けない経営と過去に経験したことのないほどの厳しさでした。 新年を迎え、もう一度原点に返り、消費者に喜ばれる為に生産コストを下げ、安くて美味しく、安全な牛肉作りを目指していきたいと思います。その為には、食品残渣や未利用資源の活用を積極的に取り入れていきます。なぜなら今までの安い穀物がいつでも入手できる時代は終わったからです。また、今年からCSR(農業における社会的責任)についても真剣に取り組んでいきたいと思います。 本年も宜しくお願い致します。 2008/11/30 ―――内閣総理大臣賞を受賞しました!―――
牧場設立35年という節目の年に、栄ある内閣総理大臣賞を受賞し、役職員大変喜んでおります。 35年を振り返ると大きく3つに分かれます。第一期は、設立後オイルショックや大水害を受けながら、運転資金が少なく、回転率の早いホルスタインの哺育・育成を中心に規模拡大した時期でした。第二期では、牛肉自由化に悩み、考えた結果、畜種をホルスタイン肥育から競争力のある交雑種・黒毛和種に変更し、また交雑種の雌を利用した一産取り肥育を開始しました。そして完全循環型畜産経営を目指していたため、牛糞を堆肥化し、稲ワラ交換や法面緑化資材として全てを販売するようになりました。資金面では集合動産担保契約を結ぶとともに農協借入から銀行借入に変更しました。第三期は、BSEをはじめ、偽装問題で食の安全が揺らいだ時期でした。そんな中、みんなで検討した結果、「食に携わる者は生産する環境から考えよう。そして自己満足ではなく、認証機関に認定してもらおう。」という思いで、ISO14000の取得を目指しました。約10ヶ月かけ話し合い、環境方針を策定、実践し、認定されました。最も取りにくい畜産業界でも2番目ということでした。 消費者に安心と信頼を確保することを目標とし、牛の生産情報を正確に記録・保管し、公開する為、生産情報公開牛肉JASを取得しました。現在出荷牛の半数に近い800頭がJAS認定牛として出荷されています。しかし、公開することにより、不安を感じることもあります。そのため、独自規定を設けました。投与薬は10種類以内、休薬期間は6ヶ月以上という規定です。 和牛の大規模繁殖、酪農事業の開始、食品副産物(ケール粕、豆腐粕、醤油粕等)の他、河川敷野草を積極的に取り入れ、環境に配慮した、より安心で低コストな生産を目指しています。今後とも賞に恥じない消費者に信頼される牛肉生産を目指していきたいと思います。
2005/7/18 ―――ついに出た!アメリカ生まれのBSE感染牛――― 2005/5/10 -- 消費を減らさないこと -- 食品安全委員会は、牛海綿状脳症(BSE)の全頭検査の緩和を容認することを答申しました。つまり、20ヶ月以内の牛はBSE検査をしなくてもよいという結論を出したわけです。これにより、秋以降アメリカ産牛肉の輸入が再開されることとなります。 月齢判断だけでいいのでしょうか。疑問に思います。アメリカでは、昨年の12月以降BSEの発生がありません。 しかし、カナダとアメリカでは、肉牛の生産飼育システムが共通なのですから、昨年よりBSEが4頭見つかっているカナダに対し、頭数で7倍以上多いアメリカではもっと多くのBSEが発見されるのが自然だと思います。また、牛由来の肉骨粉の使用についての検査も不十分で、20%前後の飼料製造業者については5年以上
再検査をしていないと報じられています。 日本では、利害関係のない県の保健所が、BSEを含め全ての牛の健康をチェックして、安全な牛肉だけが市場に流れるシステムが構築されています。対してアメリカでは、会社内で検査をし、その肉が流通しています。会社の利益優先のため、色々な不正が日常的に行われているとも報じられています。また、日本で確立されているトレーサビリティーもアメリカでは確立されていません。その為、20ヶ月齢
以下であることの証明も難しいと言われています。 このような状態での政治決着だけは避けてほしいと考えます。 ところで、消費者のみなさんは、BSEに対してどれだけ関心を持っているでしょうか? アメリカに行けば、ハンバーガーを食べ、ニューヨークステーキを食べ・・・。日本でも、吉野家が牛丼の1日限定販売をすれば、行列をなして食べているのが現状です。 これらの肉は20ヶ月齢以上で、BSEの検査もされていない牛肉なのです。 私個人の考えとしては、消費者が納得する方法で、1日も早くアメリカ産牛肉の全面再開を願っています。このまま続けば、アメリカ産に頼っていた内蔵肉や三角バラ、オウカクマクなど、日本人好みな部位がなくなり、牛肉の消費がますます減ってゆき、牛肉離れが進むと思います。焼肉店へ行っても、ロースやカルビだけを食べることはないと思います。タンやミノやホルモンなどがあるから焼肉店へ行くと思います。 「消費を減らさないこと」 これが、生産者にとっても将来的には必要なことと思います。 2004/11 ―――『生産情報公開牛肉JAS』取得の意義――― BSE発生から、3年の間に、牛肉産業は大きく変化しました。その1つがトレーサビリティーの導入です。トレーサビリティーとは生産履歴のことで、導入されることにより、日本中全ての牛の生年月日や生産者・肥育者と言った移動歴がわかるようになりました。人間の住民票と同じように移動が管理され、出生届から始まって死亡届(牛の場合は出荷届)で報告するようになったのです。 加えて、どのような環境でどのような飼料を食べ、どのような病気になりどのような治療や投薬が行われたかも公開されます。消費者のみなさんが最も知りたい情報を、正直に公開する為にできた制度が、この『生産情報公開牛肉JAS』です。 私たち、松永牧場は8月2日に認証を受けました。これにより、8月末からJAS認定牛が市場に出ることが可能となります。ただ、肉の小売業者の認定が遅れているため、消費者のみなさんのがJAS認定牛を購入できるようになるまでには、もうしばらく時間がかかることとなります。 さて、この制度に基づき履歴を公表することによって、私たちが心配していることがあります。それは消費者のみなさんが使用する薬について敏感に異常に反応しないかと言うことです。当牧場では病気や怪我の治療にきびしい薬事法に基づいて、適正に薬が使用されています。たくさんの種類の薬品が公表されると、不安を感じる人もいることと思います。しかし、知らないから安心と言うのではなく、きちんと理解していただいて、安心して食べていただきたいと考えているのです。 今後、さまざまな食材で、生産履歴の公開という時代になってくると思いますが、生産者として正直に報告することが、最も必要なことではないでしょうか。公表された生産履歴を見て、消費者の皆さんが判断する、これこそが、失われている安全と安心をイコールで結びつける第一歩だと私
たちは考えます。 2003/12/26 ―――アメリカでのBSE発生に思う――― ついにアメリカでBSEが発生しました。 牛肉消費の3分の1を占めるアメリカでの発生は、流通業界、食品業界において相当の打撃となります。ましてや、年末商戦のさなか、一番の稼ぎ時のなかでの発生となりました。 私は以前から、アメリカでの発生は時間の問題だと思っていました。 カナダでの発生。インターネット上では約20%の鹿がBSEと似た症状を発症しているといわれています。 アメリカでのサンプリング検査も、カナダにBSEが発生して以降サンプル数を急速に増加させてはいるものの、それでも、全体の0.005%(2万頭に1頭)に過ぎない状況です。そのような環境の中で、発生が確認されていないから安全だというのは大きな間違いだと思います。 実際に、日本でもサンプリング検査の中で初のBSEが確認されました。その後全頭検査が行われるようになってからBSEと確認された8頭は、BSE特有の症状さえも出ていません。特に8、9頭目は、ヨーロッパで絶対に発症しないといわれていた21〜22ヶ月の牛の中で発見されたのです。これは、日本が世界に先駆けて全頭検査を実施した結果だと思っています。2003年の4月からは20ヶ月以上の死亡牛全ても検査されています。トレ−サビリティーも確立されつつあり、素性の不明な牛は屠畜(とちく)も禁止になりました。 アメリカは日本のBSE検査体制を『非科学的』と非難し、耳を傾けようともしませんでした。しかし、日本の健全な畜産業の維持の為にも、消費者の牛肉離れを防ぐためにも、一日も早く問題を解決し輸入再開できることを望んでいます。そのためには、日本で実施している全頭検査体制とトレーサビリティーの確立を、アメリカでも早く実施すべきです。 決して、大国のおごりに屈してはならない。それが消費者中心の食料政策に続くのではないでしょうか。
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2003/09/20 ―――ブランドに弱い消費者――― 今、銘柄牛や原産地表示等でいろいろな問題が発生しています。たとえば、外国で肥育され、生きたまま飛行機で輸入されても、日本で3ヶ月以上の肥育期間があれば、国内産牛肉となります。また、国内産牛肉でも、最終肥育地が原産地となるのです。この「原産地」という表示の示すものが曖昧なため、消費者も表示されていることを信じるしかないというのが現状です。 生産者も消費者も納得できるようなルールを、一日も早く作る必要があると思うのです。 最近、銘柄牛の質が落ちた、あるいは、店頭に銘柄牛がなくなったという声をよく耳にします。BSE・偽装問題発覚以前は、高格付けの牛肉が銘柄牛 として流通してきました。それによって銘柄が保たれてきた感があります。今後、トレーサビリティが機能し、原産地が明確になれば、銘柄牛は少しずつ減っていくような気がします。消費者も、銘柄に左右されず、おいしいものはおいしいとわかるようになって欲しいものです。そのために、私たちは、安くておいしい牛肉の生産を心がけていきます。
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2003/07/10 BSE発生からまもなく2年が経過しようとしています。消費も回復し、少しずつ経営も立ち直ってきました。今回のBSEは、消費者だけでなく、私も、食についていろいろ考えることができました。現在の日本において、食の安全・安心を考えるとき、『正直』という言葉が抜けているような気がします。 いま、島根県では、宍道湖特産の大和シジミに、価格の安い中国産シジミを混入して販売し、大問題になっています。このような偽装問題がクローズアップされたのも、今回の特徴だと思います。 私自身、食を生産する一人として、常に『正直』に情報を公表しながら、牛肉を生産していきます。 当牧場の情報をHP上で公開し、皆様のご期待にそえるよう努力していきます。今後とも、よろしくお願いいたします。
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2002/04/30 牛は人間と同じ十月十日(とつきとおか)の妊娠期間を経て、普通、一頭の子牛が生まれてきます。 生まれた子牛は母親のおっぱいを飲みながら大きくなります。風邪もひけば、下痢もする。虫歯もあれば、けんかもする。体中真っ赤な血もながれています。そんな牛に、昨年BSEが日本で始めて発生しました。皆は、狂牛病といって牛が狂っているように思っていますが、本当は、自律神経がおかされて思うように動けないのが事実です。誤解しないでください。狂ってはいません。 |