和紙を通じてブータン王国と友好交流
趣旨、背景 本町の石州半紙を代表とする石州和紙は、1,300年の歴史を有し、国の重要無形文化財と伝統的工芸品の指定を受けている。近年、国際化が進むなか、1986年(昭和61年)本町においてもブータン王国と、この伝統ある石州和紙を通じた国際交流が始まった。
同国においては、古くから手すき紙はあるものの事務用の用箋紙等に使用される紙は、厚さ、色等の面から外国からの輸入に頼らざるを得ない状態であった。そこで、日本の優秀な手すき和紙の技術を取り入れて、自国の紙の品質を改善しようと協力要請がなされたのである。
1990年(平成2年)三隅町から紙漉き機材一式を贈呈したことにより同国との交流は本格化し、同じ伝統産業を持つ国として今日、人的・物的交流へと発展しつつある状況である。
1994年(平成6年)4月、同国から産業貿易大臣を招聘し、物流面の促進と和紙を通じた一層の交流を確認し合う「友好交流に関する協定書」を締結した。
本町の、第4次総合振興計画の中の柱である「和紙の郷」づくり構想の具体化によって、伝統産業を活かしたまちづくりを推進していくとともに、三隅町とブータン王国との交流が一層発展することを切に願うものである。
交流の経過
1986年(S61年度)
1990年(H2年度)
1991年(H3年度)
1992年(H4年度)
1993年(H5年度)
1994年(H6年度)
1995年(H7年度)
ブータン王国技術研修員受け入れ(技術者3名)
紙漉き機材一式贈呈(町長・和紙技術者2名派遣) 機材設置、技術指導
ブータン王国技術研修員受け入れ(技術者3名)
技術者派遣(企画課長・和紙技術者1名他1名)
友好交流に関する覚書、機材活用状況調査
ブータン王国技術研修員受け入れ(木工技術者1名)
技術者3カ月派遣(和紙技術者1名) 技術指導、工場増設指導
訪問団派遣(町議会正副議長他2名) 実情調査、大臣招聘依頼
ブータン王国産業貿易大臣招聘(大臣他4名)
友好交流に関する協定、国際交流の集い
ブータン王国技術研修員受け入れ(技術者1名)
紙漉き機材一式贈呈(町長夫妻・木工技術者1名他1名)
大臣からの招待、木工・紙漉き工場視察
ブータン王国技術研修員受け入れ(技術者2名)
紙漉き機材設置他調査(町長・和紙技術者1名他2名)
機材設置、工場火災被害調査、原材料・手工芸品等調査