↑フレームに固定したパーキングブレーキワイヤー
5月13日(月) 天気:晴れ
今度の作業はシート廻り編である。
最初はパーキングブレーキ引きしろの調整。
パーキングブレーキが一番下に下りている状態から、
パーキングブレーキが上がらなくなるまでゆっくり上へ上げていく。
このとき鳴るカチッカチッという音が5〜6回なら引きしろ(ノッチ数)は正常で、
それより多いか少ない場合は調整しなくてはならない。
で、自分の場合は、一番上まで上げてもパーキングブレーキはきつくならず、
当然音は6回よりも多いので調整する羽目になった。
調整は、シャシー編のパーキングブレーキワイヤーの取り付けで
仮留めしておいたナットを締めたり、緩めたりして行う。
最初、間違えて他の部分のナットでやっていたので、
いつまでたってもパーキングブレーキの状態は変わらなかった。
そのため、シャシー編だけでなく、エンジン編の組立説明書まで
読み返してしまった。
そして、やっと本来のナットで調整してみたが、パーキングブレーキは
変わった感じがしない。
そのため、またシャシー編の説明書を読み返してみると、
パーキングブレーキワイヤ先端部がリヤバックプレートに
きちんと取り付けられてないからではないかと思われた。
そこで、右の後輪をはずして、リヤバックプレートを確認してみたが
きちんと取り付けられている。
すると、パーキングブレーキワイヤの取り付け方そのものに問題があるのだろうか?
今度はボディー編を読み返す。
どこもおかしくはないようだ。
だが、このままではパーキングブレーキが用を成さない。
何とかしなくてはと思い、足りなくなったワイヤリングクリップCの代わりに買った
結束バンドでパーキングブレーキワイヤを後方に引っ張るような感じにしてみた。
これで、パーキングブレーキがちょっときつくなったようだ。
と、ここであるものに気がついた。
パーキングブレーキワイヤのパーキングブレーキレバーCOMPに
接続したところに近い個所にナットがついていて、そのすぐそばのフレームに
パーキングブレーキワイヤをナットで固定するような感じで凹みがあるではないか。
もしやと思って説明書を読み返すと、ボディー編のフロアの取り付けの写真では
固定されてないが、シャシー編のどこだったかの写真では固定されていた。
そこでパーキングブレーキワイヤをこの凹部にナットで固定すると、
パーキングレーキはきつくなった。
そして、ノッチ数を6回になるように調整してパーキングブレーキ引きしろの調整は
終了となった。
凹部への固定はナットを強く締められなかったので、
パーキングブレーキワイヤがはずれないように結束バンドで留めておいたが、
どうやら、組立方法変更のお知らせにあるパーキングブレーキワイヤ先端部分の
固定作業を見落としていたらしい。
これからキットカーを作る人は注意が必要だ。
なお、最初につけた結束バンドは不要になったので、
パーキングブレーキワイヤを固定してから切り取った。

↑ここのナットでパーキングブレーキ引きしろの調整を行う