「音楽といのち」
☆ 年明けすぐに新型コロナウイルスの感染が始まり、その後毎日感染拡 大の報道で日本列島全体が、移動の自粛やイベント中止、学校の休校な どなど生活全般に大きな混乱や戸惑いが生じ、今もその影響が続いてい ます。特に子育て真っ最中のご家族にとっては親子共々なかなか厳しい ものがあるように思います。
  こんな時、ふと思い出したのが、以前にも紹介したDr三木成夫(み き・しげお)さんの「生命とリズム」(他には「胎児の世界」もいい本 ですよ)。
  この本は「生命とは何か」という、この問いが私たちにはにとって一 番困難な問題ではないかという言葉から始まっています。そして「だれ が人間を創ったのだろう」という問いも。
  色々と興味深いことが書かれていますが、このたびの「新型コロナウ イルス感染」と関係づけると「生命リズム」のテーマの箇所がとても面 白かったのでご紹介。
  ここからは私なりの要約と私なりの展開。
  「生命そのものがリズムを持った存在」。例えば呼吸、心臓、睡眠な どなど身体は身体のいろんな箇所で一生の間リズムや周期を刻む存在だ ということ。このリズムを終えれば他界への旅立ち。
  一日の生活リズム、毎年恒例のお祭りなどの行事やイベントなどなど 「リズム」、生きることととても関係が深いようです。歩くのも一人一 人のリズムを刻んでいます。胎児が最初に聞くのが母親の心音、脈音こ のリズミカルな音の中で安心感を抱いて育ってゆくようです。
  ちなみに赤ちゃんを胸に抱くときは多くの母親は心臓に近い部分に赤 ちゃんの頭を無意識にもってくると言われています。
  さて今は、このリズムが様々な点で乱れていることが一番辛いことか もしれません。
 であれば、この機会に改めて音楽と生命はとても深い関係があること を学ぶのもいいのではと思います。音楽の三要素は「リズム、メロディ ー、ハーモニー」。生きる上での三要素にもなるのではないでしょうか。
  また人は意識を持っていますので、タクト、拍子を意識して生み出す こともできオーケストラ=身体全体、生活全体の指揮者にもなれるわけ です。楽しい愉快なリズム、喜怒哀楽のメロディー、色々な人とのハー モニーを共に創ってゆきましょう。音痴は音痴らしく楽しく。
☆ また色々な人に出会えるのを楽しみに暮らしましょう。
  この通信を三ヶ月ごとに発送するのもポコのリズムですよ〜(禿)

編集後記