「教育と社会福祉のコラボレーション、連携を」
☆ 昨春からの新型コロナウイルス感染流行が続く中、政府がプロジェク トチームを立ち上げた課題が「ヤングケアラーへの支援」。
  ヤングケアラーとは「家事や介護等を担う人が、病気や障害のために そのことができなくなり、そのことを代わりに担っている子どもたちの こと」。
  今、自分もかつてそうだったと新聞紙上などで高齢者の方が声をあげ ておられます。(参考:山陰中央新報6月25日付け「こだま」投稿欄)
  問題、課題はその負担のため学校に行けなくなったり、進学をあきら めたり、友達との交遊の不可、学習の障害が生じる子ども達がいること。
  そして、子ども達自身がそのことを誰に相談できるのか分からないで いること。
  この課題については、私自身もこれまで頭になかったなあと今反省 しきり。
  このことを契機に教育と社会福祉の連携がより進むといいなあと思っ ている。社会福祉の原語はソーシャルウェルフェア。そのソーシャルは 「社交、交際」。お互いに交わり繋がりながら福祉を築いてゆこうとい う内容をもっている。
  ヤングケアラーを核に、教育、社会福祉、そして医療等が連携するこ とで、子供への支援、高齢者支援、障害を抱える人への支援・社会福祉 も充実されるのではと思う。
  今社会福祉サービスは介護はもちろん家事援助、移動支援、同行援護 金銭管理など様々な支援サービスがある。そして相談窓口は行政では市 福祉事務所等、また民間では相談事業所等が複数設置されている。
  先生方がこうした制度の概略を知っておられるとそうした子供へのア ドバイスもしやすくなりも、子供自身には地域や大人への信頼が培われ るわれるのではないだろうか。
☆ 現実にはアドバイスや支援が保護者さんから、また子供自身から拒否 されたり、難しいことが起こることも充分予想されるが、その時は個人 で悩まず関係者チームで頭を悩ますことが光を見つけることに繋がって ゆきお互いの力量を高めることにも繋がって行くと思う。
子供のこと、障害を抱える人を核に、関係者がその様々な立場で考え る、出来ることを見つけて行くことが地域を変えて行く原動力になると 思うし、その核にいる子供達が地域を変えて行く潜在力を持っていると も言えるのではないだろうか。 ソーシャルを大切に!! (禿)

編集後記