石見銀山
(いわみぎんざん)
石見粘山
(いわみねんざん)

石州瓦の
今後の課題

 
 瓦の日本3大産地となる三河・淡路・石州の各瓦メーカーは、住宅着工が減少し、屋根替え需要も思うように伸びていかない昨今の住宅事情で、厳しい時代を迎えています。
 また産地間競争も活発になってきており、これからが石州瓦にとって正念場といえると思います。
 特に、屋根材が従来の和瓦から洋風平板瓦、軽いカラーベスト、コロニアル、軽量瓦に需要が変わってきています。日本の伝統的な和瓦の良さをもう一度見直す仕掛け作りや、海外進出、新商品の開発もこれからの大きな課題となっています。

カラーベスト
平板瓦
S形
和形


 石州瓦の原料となる原料粘土は、毎年減り続けています。石油と同じで、自然界にのみ埋蔵している原料の為、人間の手で作り出す事が困難です。
 近年は技術向上により従来は使用できなかった粘土原料や代替原料を増量材として、良質粘土と混合させた原料で瓦を生産していますが、粘土の枯渇年数を長引かせるに過ぎません。
根本的な解決策を考えていかなくてはなりません。


 さらに平成19年7月石見銀山が世界遺産に登録されました。素晴らしい事であると同時に、瓦業界には困った問題も生じています。遺産の廻りには開発等規制に関するバッファゾーンが設けられます。しかし、このバッファゾーンにはかなりの粘土が埋蔵されています。そしてすでに先行投資もされています。
  石見銀山が過去の素晴らしい地場産業であると同時に瓦産業も素晴らしい現在の地場産業なのです。
  この両立を今後どうやって取り組んでいくのか、産官学が知恵を出していかなければなりません。

 
☆バッファゾーン
(緩衝地帯)
コア・ゾーンの保護のために、周囲に設けられる利用制限区域のことを指す。
推薦される資産を保護するため、その周辺に設けなければならない。


 原料粘土を採掘するには、森林を伐採し地表(表土)をはぎ取ります。すなわち地球を傷つけなければなりません。自然を少しづつ傷つけながら仕事をしなければならないのです。そのため、採掘後に自然に返す工事が非常に大切になのです。








工事完了直後












 




工事完了3年後


 





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