石見銀山
(いわみぎんざん)
石見粘山
(いわみねんざん)

粘   土

              粘土について


採掘場
                                 

水上の粘土は、粘りけが多く(ネバという)、白く
鉄分が少ないのが特徴である。
また表土が少ない場所や、非常に表土が厚い所もある。(当社が採掘した中で、表土厚が30mを超える所も過去にあった。
表土が少ないところは白っぽく、表土が厚いところはグレーが強くなる傾向があるが、品質はそれぞれである。 








上の写真の粘土層を近影したのが右の写真である。











別の現場の採掘中の写真である。
ここは2層の粘土層になっており、上部層はすでに
採掘を終了し、現在下層部分(層厚約4m)を採掘している。ここも粘りが強い粘土である。











粘土堆積場
 大量の粘土を保管する為には、まず色々な場所で採掘された何種類もの粘土を何層にも転圧して積み上げる。
  こうすることにより何種類もの粘土をミックスすることが出来る。一種類の粘土では瓦は出来ない。

 
 一見すると普通の粘土を積んだ土場に見えるが、実は何種類も積んで転圧してある。このように沢山の種類の粘土が必要なのである








粘土採掘の戦い

 粘土を採掘するのは水との戦いでもある。
粘土層は不透水層(水を通さない層)の為、地下水が粘土層で止められており、粘土を採掘した際、粘土層の下部から地下水が流れてくる。
 その水が採掘穴に溜まって、ポンプでくみ出すのであるが地下水が多いと、処理も大変である。くみ出した水は白濁している為、沈殿池などで濾過してきれいな水を流す。
 また、雨天時も広い現場に降った雨を全て沈殿池などで受けて、きれいな水にして排出する。
 ただ、あまりにも降水量が多いと、沈澱池が間に合わないこともあり、自然との闘いは大変である。


水の流れはどうして計算するのか?
簡単な方法での計算を説明してみる。

今、上のような耕地に1時間当たり100mm(10cm)の大雨が降ったとする。

洪水流量Qは
Q=1/360××r×で計算される。(合理式 ラショナル式)

fというのは流出係数という。簡単にいえば、降った雨がその土地に染みこむ割合である。 たとえば田んぼに降った雨とコンクリートに降った雨ではしみ込み方が全然違うので、この係数で補正する。この場合の耕地は0.75

というのは雨量強度、天気予報で使われる1時間に何mm降りましたという数値である。
この場合は100mm/hである。

は計算する土地面積(ヘクタール)。この場合1ha。

1/360は1秒当たりの数字を出す係数

これらからを計算すると、上の土地の洪水量は
1/360×0.75×100×1=0.208m3/secとなりる。
1秒当たり、0.208トンの水が流れます。(つまり10秒で2トンの
水が流れる。)
1時間に100mmという豪雨の雨の凄さがわかると思う。

当然、これを流す為の水路も計算して設置する。
この計算は水路勾配や排水設備の種類、水路の断面積などから算定して求める。

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