定期宗会のご報告

 

 

3月に入りましたが寒暖の差が激しく不安定な日が続いています。どこかの国の現状をそのまま映し出しているのかと思うこの頃です。さて、長らく失礼していました宗会報告を致します。

 

去る2月22日から3月2日まで「第281回定期宗会」(木下慶心議長)が開催されました。この宗会は主に平成18年度(2006年度)の予算を審議するものでした。財務議案(62件)法規議案(9件)請願(1件)決議(1件)が可決されました。以下、主なものをご報告申し上げます。

尚、不明な点や詳細をお尋ねの方は直接私(宗会議員・小笠原義宣)にお問い合わせ下さい。

 

@     新賦課金制度の完全実施について

総局(不二川公勝総長)の公約であった2006年度(平成18年度)からの完全実施については定期宗会までに4教区の未調整があり、その数は約600カ寺13,000口数に達していました。この現状に対し「賦課金規程の施行に関する特例措置規程宗則(案)」が上程されました。

この宗則は端的に言うと未調整寺院に対して見切り発車をしたことであります。一部には反対の意見もありましたが、調整を成し得た教区においてもいろいろな問題を克服して調整してきた訳ですから、和合僧の原則から仕方なしということで賛成しました。

 

A     普通門徒講金について

総局は当初、門徒講金の値上げ(1,000円→1,200円)を示していましたが、I議員(東京教区)が「本来は一律、公平であるべき門徒講普通講金の依頼が三教区(山陰を含む)だけは門徒戸数ではなく護持口数が用いられている」との質問がありました。この質問は昭和49年以来、山陰教区ほか二教区に対して「特例措置」として歴代総局に引き継がれて決済されてきたものです。また法的にも義務金でないために何の問題もありません。しかし将来的にこの「特例措置」が続くとは予測できない現状であります。

常々私が問題提起してきたように、教区内における屈出門徒戸数の信憑性や過疎化に伴う減免申請寺院の急激な増加など、緊急を要する課題が宗門においても生起したことです。又、宗門内の教区間格差の問題など極めて根源的な課題が突き付けられたことであります。「宗祖750回大遠忌」の募財を前にして山陰教区にとっては非常に高いハードルが持ち出されたことです。

一方、国の方針である「平成の大合併」という掛け声の中で地域社会が音を立てて崩れています。このため、地方では再度、急激な過疎化現象が始まりました。集落を基盤として存立し得た山陰教区の多くの寺院にとって、厳しい「選択の時」に入りました。

 

定期宗会ではこの門徒講金について次のように決まりました。

 1、新年度(平成18年度)においては山陰教区の門徒講金の依頼は「依頼戸数」という新しい基準で依頼されます。その基数は今年度(平成17年度)と同じ戸数です。

 2、今後はこの問題等を討議する委員会を早期に設置して検討することになりました。

 3、新年度(平成18年度)の普通門徒講金の値上げはありません。

 

B     その他

主なものとして

 1、平成18年度宗派予算=82億600万円(前年度比1.8%増)

 2、冥加金(願記申請冥加)規程変更により冥加金が軒並み値上げされます。(詳細は次回に)

 3、堀川通りと花屋町通りに面する角地の土地、建物の購入(約3億7千万円)

 4、式務部棟の新築(期間3年)

 5、新門様のご結婚(3月25日)に伴う古川流豆美様(宮崎教区信楽寺衆徒)が本願寺の衆徒に相当する待遇を受けることができる特例法案など、その他多くの議案が可決されました。

 

C     特 記

昨年4月の宗会議員選挙以来、1年近く経ちました。定期宗会前には教区内の皆様と会合や法務などで意見交換をして参りました。その中で特に会派に所属するべき意見や、無所属をもう少し続けるべきであるとのご意見など、様々なご指導をいただきました。

結論的にはこの度も無所属で臨みました。したがって、皆様に宗門の動向などについて十分な情報伝達ができなかったことをお詫び申し上げます。「独り(無所属)ではなにもできないよ」とよく言われます。しかし独りだから見えてくる世界もありました。私は過疎寺院からの代弁者として“ピラミッド”を積み上げていく思想(たし算)ではなく伝統や文化を掘り下げていく思想(引き算)に立脚した宗政を目指したいと思います。引き続きご指導、ご支援をお願いいたします。

 

ふろく

☆私の施策の一つとして「環境問題」に取り組んでみたいと思います。

題して「MOTTAINAI & おかげさま」運動の提唱です。

詳細は後日発表いたします。

 

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