日刊よむよむ ごがつ


 
「いまここ」を生きるりえのデイリートークショウ!

  5月31日(木)雨のち曇りのち晴:だんだん暖かくなってった

長い間学級文庫に置きっぱなしだった「ぼくは勉強ができない」(山田詠美著/新潮社/1200円)を久しぶりに本棚から取り出してみた。いつの間にかよれよれだ。いろんな生徒が読んだ痕が伺われるぞ。何気なくぱらぱらと頁をめくっていたのだが、そのうちハマッてしまい、自宅に持ち帰ってじっくり読んでしまった。

そういえば最近はエッセイやルポルタージュばかり読んでいたので、小説は久しぶりだ。仮想現実の心地よさに参ってしまった。しかも著者の山田詠美さんは、ちょうど私の心の気持ちの良いところを言葉で突いてくる。何というか、すっかり安心し、気持ちがほぐれてきた。

生きていく上で、何を大切にするのか、何に価値を置くのか、主人公時田秀美くんの価値観に同意する点が多い。(それが著者の価値観でもあるんだけど)なんだか自分の価値観を後押ししてもらったような気持ちになり、元気が出、勇気も湧いてきた。 それにしても、本って何度読んでもその時その時で得るものが必ずある。奥の深い人生の師だなあと痛感した。

  5月30日(水)曇りのち雨:天気予報大アタリ

ニュージーランドに旅立ったFちゃんからエアメールが届いた。元気で旅を続けているようだ。女の子1人旅というのは何かと気を遣うこともあるだろう。持ち前の明るさで乗り気っているらしいことが、文面から推し量られる。それにしても、久しぶりに外国から送られてきた郵便物を手にし、電子メールとはまた異なった感慨を覚えた。この葉書は確かにニュージーランドにいた。それが様々な人の手を通って、私のところにやってきたわけだ。長旅だったろうなあ。オレンジ色にそまった湖の写真が載っている切手をしみじみと見つめながら、自分もニュージーランドから一緒に遙々やってきたような気が、一瞬した。

  5月29日(火)晴:朧三日月夜

カクテルドラムを持って、トモダチのジャズバンドの練習を冷やかしに行った。前々から噂に聞いていた「アドリヴでジャズピアノを弾きまくるNさん」にどーしても会いたかったからだ。ピアノが弾けてもアドリヴが弾けるとは限らない。アドリヴが弾けてもジャズが弾けるとは限らない。Nさんのことはいろいろなところから情報を仕入れてはいたが、なかなか会う機会がなかった。今回は、そのバンドのベーシストから「ドラムが居ないからよかったら遊びにきて」という誘いをもらったのだ。これは是非ともNさんのピアノを聴かねば!と、チャンスとばかり勇んで行くことにした。

さて、問題のNさんは、穏やかで柔軟性のありそうな、しかも実は気が強くてアドリヴ合戦では負けないぞ!という雰囲気の男性で、イキイキとピアノを弾いていた。よっぽど好きなんだろうなあ。足元にはたくさんのジャズの本が。「ジャズ好きなんですか?」と尋ねると、「聴くのも弾くのも好きなんだけど、弾くのは難しくてねえ」と目を細めながら答えてくれた。ううむ、ヤハリかなり好きなんだ。ピアノとベースと(カクテル)ドラムで少し遊ぶ。ちょっとアドリヴでドラムが遊ぶと「おっ!」という嬉しそうな顔でピアノで応戦してくる。これがウマイ。なかなか向こうが優勢だぞ。リエ修行が足りないぞの巻。

いやー、しかしとっても新鮮。ジャズやるなんて初めてだ。なかなか思うように反応できないのがクヤシイ。こりゃー勉強になるわ。「姐さん(ベースの彼はいつも私をこう呼ぶ)、ヒマだったらまた来てよ。月2回やってるからさ」と言われ、「機会があって、ドラムが見つからなかったらまたね」と答えた。いろんな音楽をやりたいな。もちろん本業に支障がない範囲でね。Nさん、今日はアリガトー! 知り合いになれてヨカッタ。またジャズについて語りましょうね。

  5月28日(月)晴:さわやかな風

朝起きるとすぐにコンピュータを立ち上げ、メールを開く。毎日の習慣だ。寝る前に確認して出せる返事は全部出してから寝るようにしてはいるが、それでもそのあとメールを寄こしてくれる人が何人もいる。多忙な人ほど深夜遅くにメールを送ってくれているのだが、彼らは一体何時に寝ているのだろうかと不思議に思う。もっとも、常にできるだけ連絡を取り合い、情報交換をしようとする姿勢には同感だ。素早い動きが次の手を決める。教育現場のように超多忙なところでは、少しでも早い対応が、次の動きをよりスムーズにしてくれるのだ。

今朝は県内の英語教師Tさんからメールが来ていた。受信記録を見るとまさに昨夜の深夜だ。彼も相変わらずやってるな。昨日彼がくれたメールに興味深いアイデアがあったので、「さっそく私も自分の学校で試してみたいけど、いいか」と寝る前にメールを送っておいたのだ。返事は明日かな、明後日かなと思っていたのだが、その日のうちにくれていた。全く素早い。ソツがない。「シェアすることで、新しい世代の教員が育ち、新しい世代の子どもたちを育てることができると教わりましたから」とあった。彼のこのような前向きでオープン、しかも明らかに有益なことには積極的に取り組む姿勢が、多くの人(生徒も先生も)を惹き付けているのだろう。私自身も常に心に留めておきたいし、彼とこうして連絡を取り合える関係でいることを感謝している。それにしても、全くスゴイ発明品だ、メールというヤツは。

メールは人々の情報交換の範囲と速度を急速に開拓した。瞬時に交信できるメールという手段は、革命的な発明だと思う。十分利用し、役立てていきたい。

  5月27日(日)薄曇り晴:雲の向こうに半熟卵の黄身みたいな夕日

昨日は昼過ぎまで寝てたうえ、夕方にも3時間くらい寝た。今日は朝だと思って起きたら、夕方の4時だった。しかも、お客さんが来なかったら、夜の7時にはお布団に入ってたと思う。(だって眠いんだもーん)一体どーなってんだろ。 日頃の睡眠不足が原因か? それにしてもこんなに寝るのって人生初。明日も休日だったらまだ寝るかも。ZZZ。

  5月26日(土)薄曇り晴:海風びゅーびゅー

サングラスとパンデイロとオヤツを持って海に出かけた。パンデイロというのはブラジルのパーカッションの1つで、カンタンに言うとチューニングができるタンバリンだ。しかし、タンバリンよりもはるかに優れているのは、チューニングによって音の高さを変えられるだけでなく、叩く位置によって、高・中・低音が出せる点だ。

まず、自宅で先日オーガさん(P)から借りたカルロス・スザーノ(P)のパンデイロ教則ビデオを見て研究。へえ、ああやって音色を叩き分けているのか。うーん、ビデオっていいなあ。百聞は一見にしかず、だ。昔、ビデオが今ほどなかった頃、バンド仲間とテープを何回も聴いて、「この音はどうやって出しているのだろう」などと真剣に研究していた頃もあったっけ。探求心と想像力は養われるけど、異なった方法を覚えてしまったあとの自己流改革はとても難しいのだ。

アパートでパンデイロを思い切り叩くわけにもいかないので、とにかくビデオを見ながらイメージトレーニング。右手が打面にヒットする時の角度や、右腕全体の動きを確認する。だいたいアタマにインプットできたかな、と思った時点で、ビデオを見ながら書き取った楽譜を持って、部屋をあとにした。

自宅からすぐのところに気持ちの良い砂浜がある。芝生やちょっとしたイスもあり、のんびりくつろぐのに好都合だ。国道沿いなので結構うるさく、静かに波音を楽しみたい人は来ないのも好都合。コットンの大きめの鞄からパンデイロを取り出し、おもむろに叩き始める。生まれて初めて叩くパンデイロだ。初めはなかなか思うような音が出ない。特に低音は、叩く位置が微妙にズレたり、腕全体の動きが大人しいと、ドウンという響いた音が出てこない。根気強く、ゆっくりと、徐々に早く、何度も叩きながら研究する。「一生懸命練習している」と言った気持ちはない。面白くて仕方がないのだ。我に返って手を止めたのは、叩き初めてから30分後だった。パンデイロを持っていた左手がじいんと痺れて動かない。あらら。

しばし練習したあと、あまりにも面白いので、その足で地元の楽器屋に行ってパンデイロを注文する。そのあと電話でオーガさんにその旨を伝えると、「手に入ったら是非教えてくれ」とのこと。こんなふうに、打楽器について一緒に語り合える仲間がいるというのは、本当にありがたい。

ケーナも、ペルーのオカリナも、ジェンベも、部屋の中のすぐ身近なところにあるのに、如何せんアパート暮らしなので自由に音を出すことが出来ない。こんな時は山の中に一軒家を建てて住みたいなあとつくづく思う。

  5月25日(金)曇りのち晴:橙色の下弦の月

ワアアアアオウ!!待ってました!ついに手に入りました、TRASH4枚目のCDが!

ドラマーのこむりんから、レコーディングの様子や、近々発売になるってことは聞いてた(こむりん、情報サンクス!)けど、ようやくこないだの土曜日に発売。京都のレコード屋では店頭に並ぶけど、ここ島根じゃーとてもとても。ってことで、早速レコード会社にメールで注文、本日おうちに郵送されてきたってワケなのだ。

「今日届くハズ」と連絡を受けてた(ミックスナッツレコーディングスの方々、サンクス!)んで、夕方からもうソワソワ。スキあらば帰りたい!!ってカンジ。(しかし、こーいう日に限っていろいろ事件発生)夜飛び込むように玄関のドアを開けると、あったあった!! やーらかい封筒に入ったCDが! まず落ち着こうと夕食を取り、部屋着に着替え、いよいよプレイヤーにセット、再生スタート!

イントロのスネアのマーチングにまずビックリ。う、うまい!(アタリマエ)ただのイキオイタテノリバンドじゃなくて、テクのある基礎力シッカリバンドだってすぐ分かる。続いて入ってきたベースとギターもウマイ! 音が厚いぞ、濃いーぞ。たとえて言うなら、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンがもっと聞きやすくなったってカンジ?(うーん、よけい混乱するか)Pくんのラップも鋭さを増したぞ。恐るべし、 TRASH!今なを進化するバンドじゃ。

いやー、参りました!予想以上のデキじゃ。こう来るとは正直思わなかったなー。CDを出す度、良い意味で聴く人を裏切ってくれる。この先もずっと楽しみだし、ずっと応援していきたいバンドの1つだ。

それにしても、CDってスゴイね。カタチを残すってスゴイことだね。行き当たりバッタリ、やりっぱなしの教師に比べ、より一層身が引き締まるような職業だよ、音楽屋って。そんな職業を選んだこむりんを、うらやましくもなり、尊敬もした。

  5月24日(木)雨:半袖でシクッたア〜ッ!さむ〜

ここんとこナツカシの人からゾクゾクとメールが届く。「ふいに思い出して」とか「なんとなくふと懐かしくなって」ナドナド。一体何が起きているのやら。

  5月23日(水)雨:しっとりと心地よい雨、風がさらりと通る

もう一歩近寄ろうとする。危険なのは十分分かっている。でも、近づかないではおれないのだ。一瞬距離が縮まったことに喜び、その代償の大きさに打ちのめされる。日々、この繰り返しだ。恋愛のことではない。性別も、年齢も、人種も越え、私は「人」の深い部分に入ろうとする。

「人」とはなんと興味深い生き物なのだろう。それぞれが、それぞれの思いを抱え、日々を過ごしている。でも、そうした「思い」を引き受けるには、私にはまだまだ「本当の強さ」が足りないような気がする。

村松健の「 KEN plays KEN 」を無性に聞きたくなる時がある。そしていつも心に涙が あふれる。こんな楽曲を作り、こんなピアノを奏でるこの人に会って、たわいもない話をしてみたい。

  5月22日(火)雨のち曇りで蒸し暑イ:むねG、ハッピーバースディ!

メールをチェックしてて、初めて気づいた。そーいえば、私が頻繁にメールをやり取りしてる人ってみんな男だ。しかもほとんどが30代だ。オヨヨ。

メールをチェックする頻度が同程度、しかもメールに内容があって、それなりに生活にメリハリを付けてくれる会話ができる人がよい。そうしてたら、30代男性にかなり限られてきたってことになるな。

彼らのメールは一応に興味深い。示唆深い。毎回楽しみにやりとりをしている。(お色気モードからはほど遠いので、世の女性方、ご安心を)シゴトについて語り、人生について語る。往々にしてイキオイで生きてる20代と比べて、周囲のことが見えていて、自分についても見えていて、人間として1番旬な時期かもしれないな。

「オトコは30から」とはよく聞くが、そんな彼らは数年後、どんなにか素敵な40代になることだろう(と願う)。素敵なオトナが増えて欲しいよ。

ちなみにオンナのメル友は(少ないながらも)20代が圧倒的に多い。30代は家庭に大忙しかも。「オンナだって30から」って思ってるんだけど、そんな30代の女性の声もたくさん聞いてみ?