鮎情報

鮎は日本人の食生活の中で、彩りや季節を感じさせる魚です。
その鮎の歴史や一生釣りのお話を交えながら多くの方に鮎について知って頂けると幸いです。

天然鮎うるか

鮎 目次

  1. 歴史
  2. 一生
  3. 雄・雌
  4. 鮎釣り

歴史

川

は日本等のアジア圏に分布し、秋に生まれ約一年で寿命を終える命のはかない魚です。そのため「年魚」とも呼ばれ、その他の呼び名としては夏の間主食にコケを食べるため香りが良く「香魚」とも呼ばれています。 また語源として秋に産卵の為川を下る所から、古語の落ちるという意味の「アユル」から来たものだとされています。

次に漢字の由来としては、この魚が縄張りを作り独占する事から占めるの字が取られ鮎となったものや、魚へんに占うと書いて「」と言う漢字の通り昔は占いにも用いられたと伝えられています。はるか昔の話になりますが、神功天皇が朝鮮半島に渡る前、肥前松山で

「もし私の希望がかなうなら川の魚は針にかかるべし」

とエサにお米をつけて神に祈願したところ鮎が釣れたので、神功天皇は無事渡航できたと言われています。

また古くから貴族や武家社会で珍重され、日本の食文化の中でも重要な魚に位置づけられ、古事記の頃から続く鵜飼など伝統的な漁法も現代に受け継がれる所から、日本では世界で類をみない鮎との歴史や文化を感じます。

鮎商品鮎(うるか・鮎味噌etc)

一生

 鮎の一生はほぼ一年で終わります。秋に生まれ冬は海で生活し、春は川に戻り夏に大きく成長し、秋に再び海に戻ります。
  1. 秋 鮎の誕生
     鮎の卵は約12℃の水温で一週間後、夕方暗くなってから孵化し、すぐに川の流れにまかせて海まで流れていきます。孵化したときの体長は5〜8mm小さく卵黄がまだついていますが4日前後で吸収されるので、海にでると生きるためにプランクトンを食べて育ちます。
  2. 冬 海での生活
     冬の間も海で生活します、川魚では珍しく孵化直後から海水にも適応できるよう浸透圧調整の塩類細胞が備わっており、それにより海に出ることが出来るのです。  そして体長が4cmなると歯が生え今度は大型のプランクトンを食べれるようになり、さらに体長6cmなるとウロコが全身に作られていきます。
  3. 春 鮎の溯上
     海での生活で十分成長した固体から順番に川へ戻りはじめます、時期的には4月が一番ピークで列を成して溯上します、上流では水の汚れも少なくコケも良いので上流ほど上質と言われています。川での食生活は主に岩に付いたコケであり、 アユの食べた後歯の跡を「ハミアト」と呼び漁をするときの目印にもなります。
  4. 夏 成長
     雨が降ると水に乗って下流へ向かいます、元気な個体はまた上流に向かいますがしばらくすると中流から下流で生活しこの頃には雄と雌の区別が付くようになります。
  5. 秋 鮎の産卵
     落ち鮎の季節です。雄雌の区別がつき始め黄色と黒の婚姻色へ変化し、雨の後水温が下がってくる10月頃から下流へ下り、産卵を始め鮎の一生を終えます。

雄・雌

鮎 雄 雌

鮎の雄・雌は「尻ビレ」の形によって見分けることが出来ます。見分け方のポイントは尻ビレの尾ビレ側に近い場所にあたり、雄は魚体に対して斜めに、雌は魚体に対して若干直角に生えています。ですが若い鮎は雄雌の生殖器が発達しておらずすべて雌型になり、 はっきり雄雌の見分けが付くのは8月終りになります.

雄雌の見分けがつき始める頃、友釣では雄は元気が少ないため雌ををオトリ鮎として使った方が釣果が良いとされています。

鮎釣り

友釣 仕掛け

友釣り  縄張りを作り他の魚類が来たら追い払う習性を利用した釣方、かけ針をつけた「オトリアユ」を泳がせ、追い払いに来た鮎を引っ掛けて釣ります。  元気なオトリアユが釣果を左右するので、釣場近くの鮎を使った方が、水温の変化が少ない為扱いやすいと言われています。 アユ釣りの中でも最も人気が高く、まさに鮎釣りの王道です。

鮎の縄張りについて
 縄張りを持ち他の鮎を追い払う価値が、その縄張りに有るか無いかにより縄張りが成立します、しかし人間や鳥などがそばに行くと危険を感じると縄張りを捨て一時的に群れとなります。

コロガシ釣り  チャラ瀬などにて、針を沢山つけた仕掛けを転がす名前通りの釣方、友釣りの「オトリアユ」をコロガシ釣りで捕まえる方もしばしば見られます。  針が多い分やはり根掛りが多いですが、多くのアユを捕まえることも可能な為、専門でやられる方も多くいます。

毛鉤釣り 高津川ではマイナーですが、この釣は鮎の主食のコケが少ない時(増水・日照りの為)のみ昆虫に模した針で釣る事が可能です。

次のページでは、鮎うるかやここ島根県の一級河川高津川について紹介いたします。

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