わさび 目次
わさび
わさび アブラナ科ワサビ属(和名:山葵、和佐比)
学名:wasabia japonica、eutrema japonica
学名のjaponicaから推測される通り、日本原産の植物で昨今の日本食ブームにより世界的にも認知度の高い香辛料です。生態は夏の強い日差しを嫌い、水温が5〜18℃の清水の流れる上流に自生し、特徴として葉っぱは丸みをおびた心臓形、表面には光沢があり30〜40cmの花茎を伸ばし白色の小さな花を房のように沢山つけます。
そのため根を大きくするのには綺麗な水と砂地などの透過性の良い場所が必要ですが、肥料は特に必要なく水を汚染しない上、生育の手間も無いので山間の水路や沢などを利用して小規模に栽培されることもあります。
そちらと話はそれますが、大人の哀愁『ワビ・サビ』の語源として山葵が効きすぎると大人でも涙ぐんでしまう所や、大人にならないとわさびの良さは解らない事から使われるようになったと言われています。

効果
わさびの効果として独特の風味と辛味は食欲増進効果があり、さらにビタミンCが豊富に含まれています。近年では抗菌、坑カビ、坑虫などの作用があることが解り、 お弁当の防腐剤、お米の防虫剤としても使用されています。
その他にもわさびに含まれているペルオキシダーゼ(酵素)が異物の解毒を促進する働きがあるので、ガンなどの生活習慣病の予防に良いとされ、その効果は美味しいだけではなく健康食品としても注目されていますわさびの用途・加工
わさびの用途・加工でまず思いつくのは、生わさびを細かくサメの皮ですりおろし、お刺身・握り寿司と一緒に口にいれ、 とても美味しい山葵、とは言うものの生山葵はなかなか手に入りませんので、やはり一般的なのはチューブ入りや、ご年配の方でしたら粉末状の物が思いつくのではないでしょうか。
これらの市販されている物の原料には、大根の臭いが少ない西洋わさび(わさび大根)を緑色に着色したものが多く、その中で原料に50%以上本わさびを利用したものには本わさび使用、原料の50%以下の場合は本わさび入りと表示されています。他の用途としては、寿司や刺身の薬味、茎を三杯酢に漬けたものを『わさびの醤油漬』、粕と茎を混ぜて漬け込んだ物を『わさびの粕漬』として、御飯の箸休めや酒のつまみとして楽しまれています。
わさびのしょうゆ漬けの作り方
- わさびの葉を良く水洗いし、2〜3cmくらいの食べやすい大きさに切ります。
- 80度前後の熱湯に1分ほど湯どうしし、水で冷やします。
- 最後に密封できる容器に移し、その際に、醤油、味醂、酒などの調味料を加え5〜7日ほど寝かせて完成です。
島根産
ここ島根県益田市匹見町では、毎年6月の第一週目の日曜日に山葵の豊作祈願を祭る『山葵祭り』が開催されています。祭りは山伏の修験場だったと伝わる標高1170mの大神ヶ岳、その中腹の山葵天狗社と言う小さな祠で行い、祭りでは山葵は植え付けから出荷まで2〜3年手間隙がかかる為「山葵を病害虫から守って欲しい」と願いをこめた神楽を奉納します。
昨今では匹見総合支所より山葵栽培に興味のある方々に基礎知識・技術の講習を行うわさびカレッジを開催しております。そんな島根の山葵は、味・品質共に評価の高い逸品です。ぜひ一度お召し上がりください。

