ウインドでさえ遠征したことがない出不精の私が、ついに宮崎
遠征!
太平洋へ波を求めて10時間。
ちょうど台風6号が南西諸島付近をウロウロしていて、南か
ら湿った風を次々と送りこんでいた。そのため途中、風の裏側
になるところではフェーン現象でものすごい暑さ。特に九州の
熊本では、暑さ自体にパワーがあるといった感じだった。
ところが、えびの高原を越えて宮崎に入るとそこだけ雨。海
水浴には向いていない。しかし、宮崎の南の空の早い雲の流れ
は、私を十分ワクワクさせた。
1日目は4時到着。宿のすぐ前は延々と北に向かって伸びる
宮崎のビーチ。部屋の窓から見て、ひざくらいの波だろうと思
って、とりあえずはいったが、そこはやはり太平洋。セットが
入ると十分パワーのある波で、やはり日本海と比べてスケール
がちがうというか、海水の動く量がちがうというか、あぁコリ
ャ確かに太平洋だワと思った。
波の質自体は風波で、ダンパー気味だったが、まあ初日、1
時間の記念すべき太平洋発乗りセッション、6時くらいまで。
曇っていて実感できなかったが、日の暮れるのは多分、島根
より30分は遅いのだろう。
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2日目はとにかく朝一と思って3時半くらいに起きたが、やはり島根より夜明けが若干遅い。部屋の窓から暗闇の中を見てみると、海面に白いブレイクが数本見えた。
昨日よりは大きくなっているだろうと夜明けを待つ。画像は5時すぎくらいだろうか。結局5時半くらいに入った。
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当然、朝日が水平線から昇る。あたりまえのことだが、私等日本海ローカルにとっては新鮮な体験。
太平洋で波乗りするのに一番気にしたのが潮の干満。朝一はいったときは一番引いている時。ポイントにもよるのだろうが、ここでは、そう良い波に見えなかった。
しかし、潮があげてくる時、午前中の9時すぎくらいからサイズ自体も大きくなってきてセットでムネカタくらいになった。(チョット太平洋に遠慮して控えめに言っ
ている。日本海では私はアタマくらいといいそうなサイズ)
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結局、この日は午前中に2回、午後に1回入った。やはり午前中のコンディションが一番よかった。
以外だったのは水温の低さ。要るかなぁと思って持っていったショートジョンで1時間もたなかった。多分この前に宮崎近辺に降った集中豪雨が川から流れ出て
いたのだろう。
あと、日本海と違ったのは砂浜の砂の黒さ。火山灰が混じっているような感じがした。延々と続く波打ち際がとてつもなく広い。こういう波打ち際をみると、
スキムボードやってみたら面白そうだなぁと思う。
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まあ、この遠征も半分は「夏休み家族旅行」の名目なのであちこちのポイントを歩くわけにはいかなかった。しかし、青島の向こうにおしよせている大きなうねり
をみると、きっとこのビーチの南にも北にも様々なポイントがあって、そこでとてつもない波がブレイクしているんだろうなぁと思いながら、部屋で子供とルーレッ
トゲームをして夕方の時間をすごした。
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3日目の明け方には又南東の風とともに雨が降った。画像の水滴は部屋の窓についた雨。3日目は朝一入らなかった。5時半に海面をみるとひざくらいのサイズに
みえて形もグシャグシャしていた。しかし6時頃から1人2人と入りだして、あらためて波のサイズを眺めてみると十分に乗れそうな波。やはりスケールがでかすぎ
る。誰も入ってない太平洋の波を高い位置から見る時は、少し日本海とはちがった目でみなければならないのだろう。
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8時くらいに、ホテルの2階に
あるフロントでチェックアウト。
その時、窓越しに見えた波は再び
ムネカタサイズ。
それから家に帰るまで、途中、
久留米に寄ったりしたので、12
時間のドライブ。
もうヘトヘトで宮崎の太平洋の
感動もほとんど差し引きゼロ。
もう少し近ければねぇ。。。
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