Part32
「確立」〜2月2日(金)
 急遽決まったきょう小ホールでの3幕練習。うちには昨日稲若さんから電話が回ってきた。手分けして関係キャストに連絡したらしい。明日はゲネプロ、1週間後は本番!?‥‥何か実感わかないなあ‥‥大丈夫なんでしょうか?
 子どもは役付の赤き血のイレブン11人だけが招集されている。きょうの話題は、高校の寒稽古がテレビで報道されて、杉内さんやエノちゃんの空手型どりの赤裸々な実体が全山陰に報道されてしまったというローカル・しょぼい系・スキャンダルでわいているらしい。再現して見せてキャッキャッさわいでいる。杉内さんも最近、ハッチャけてきたなあ。前から持ってる印象は「おとなしい子」という感じ、でも基本的に「女優」なので芝居に入ると見事になりきってしまう(去年のココなんかいい例)わけだが、ここんとこなんか、お、普段からララっぽくなってきたじゃない?みたいな感じである。対するまるちゃんは天然のララという感じ。もしかして去年の美江ララに近いのかも?以上、わたしの個人的なインプレッションでした。
 で、稽古なのだが‥‥何で今ごろ‥‥教師Bにひと芝居追加されてしまった。ことの発端はハプニングとしか言いようがないのだが、番人Aが管理官ににじり寄る「だけ」の場面で、にじり寄ったあげく胸ぐらを掴んでしまったのだった。予告もなしにそんなことされて固まるモトくんはじめスクールの面々。わたしはといえば、逆に番人をつかみ返して退かせるのが流れだろうと思ったのだが、そこまでするわけにもいかず二人のすぐそばまで行って番人をにらんでいた、芝居進行中だから。それがごんどう先生にインスパイアを与えたのか否か、「番人が管理官に向かって踏み込んできたので、教師Bが先にかかっていったら、こともなく振り払われたが、護衛に阻止されて番人はやむなく退いた」という構成が作られるにいたった。ここはダイチのセリフの場面で、芝居的に上手側の間があいているのでちょうどよかったのかも。Bさん的にはやられて転んで、2幕じり芝居の延長ともいう感じのズッコケなところを見せろとのお達しである。説明しながらごんどう先生「だんだん、何かキャラが‥‥」とか言いながら一人でちょいウケしてる‥‥キャラねえ‥‥もうその方向で確立するしかないでしょ、これは。眼鏡でもかけてたら、その眼鏡をあわててかけ直したりする芝居も追加したいこと山のごとし。

「子どものこころだ!」‥‥

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