フィナーレ
歌った 踊った 輝いた
 舞台を見てくれた方々に、ここから先は語るまでもないだろう。出雲さんはすばらしかった。アクシデントを乗り越えて、輝いてみせた。これからも彼女はあいちゃんとともに歩いていくに違いない。
 富岡さんは13日の本番終了後、「明日はわたしの番よ」とばかり無邪気に愛嬌を振りまいていたが、14日のカーテンコールであふれ出した涙がいつまでも止まらなかった。彼女は早くも、次回の天使役をめざしているという。
 男はというと、ここだけの話14日はミスだらけだった。恥ずかしいので詳細は言えない。ビデオで探しもムダである。少なくとも画面では分からないことぐらい確認済だ。もっとも妖怪は誰が誰だか分かりゃしない。原納さんのようにカメラにかぶりつかない限り(あれはあいちゃんの独唱場面をしのぐドアップだ)。
 ところで関係者の方々、3人めのあいちゃんを忘れてはいないか?
 そう、打ち上げで「やっちまった」木村先生だ。やっちまったはいいが、そのあとダブルあいちゃんの挨拶があったので、製作進行の大垣さんに「やっぱり本物のあいちゃんはいいですね。」と言わしめてしまった。
 いいかげん汚染隊長とか、死の矢とかじゃなくて人間に戻りたいらしい。一時舞台裏では「実は死んでなかったン十年後のあいちゃん」を木村先生主役でミュージカル化しようというジョークが(…ジョークかい)飛び交っていた。その他、大垣さんを主役にした新作を作るべきだという声も根強い。
 幕は下りても、夢は終われないものらしい。みんなに感謝。そして坪田愛華さんに、乾杯。
勢揃いフィナーレ
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