卒業生からのメッセージ

林 志保さん(高津中学校出身)
(平成30年度卒業)
吹奏楽部に所属し、仲間と協力する大切さや自分の気持ちを伝える難しさを学びました。また、部長として前に立つ責任の重さを実感し、やり遂げた時には大きな達成感を味わうことが出来ました。そして、時間の限り勉強にも力を注ぎ、部活と勉強の両立を頑張りました。辛く、苦しい時もありましたが、充実した高校生活を送れたことは私の自信となり力となりました。笑顔の素敵な歯科衛生士を目指して、新しい地でこれからも一生懸命歩んでいきたいと思います。(平成30年度吹奏楽部部長)








栗山 桜さん(益田中学校出身)
(平成30年度卒業)
私が益田東高校へ入学するきっかけとなった出来事は、東高吹奏楽部の演奏を聴いたことでした。
当時、私は小学生だったのですが私の姉が益田東高校の吹奏楽部に所属していて、何度か演奏会を聴きに行く機会がありました。中でも東京で行われた管楽合奏コンテストが印象に残っており、その演奏を聴いた時に、「この学校で吹奏楽をしたい!」「このステージに立ちたい!」と思い、中学でも吹奏楽部に所属し、その後、東高吹奏楽部に入部しました。
名の知れている部活動の印象は、「厳しい」「怖い」「しんどい」というイメージがあり、どうしても東高吹奏楽部にもその様なイメージがあり、初めは入部するのを躊躇しました。
しかし、大曲先生、先輩方、姉からの後押し、それから何より、あの時に聴いた東高の演奏を再現したいという一心で入部を決めました。
入部してみると、私が想い描いていたものとは違い、楽器や音楽が好きな先生の指導で、大好きな仲間と大好きなことを追求することが出来る、とても充実していて、幸せな空間でした。もちろん、目指すところが高ければ高いほど、音楽について、一人一人意見を出し合ったり、先生からの難易度の高いご指導やご指摘もあります。それは決して楽だとは言えないものですが、間違いなく、貴重な時間になると思います。私はこの部活の時間を何度思い返してみても、どの瞬間にも全く後悔はありません。
また、吹奏楽部では、夢を追うための努力を学びました。私は、部活での夢として、管楽合奏コンテストに出場することを挙げていましたが、1.2年生の頃は惜しくも叶いませんでした。ですが、直向きに努力することを知り、3年生の時、念願の出場が決まりました。あの時の記憶は今でも、情景とともに鮮明に残っています。
そんな今までの努力を、これから、将来の夢を叶えるため、部活動での努力や体験したことを生かし、今後も日々頑張っていきたいと思います。

岡﨑歩望さん(中西中学校出身)
(平成30年度特進コース卒業)
島根大学教育学部 進学
中学生の頃、益田東高校の定期演奏会を見に行った時、キラキラ輝くようなサウンドと先輩方の笑顔に惹き込まれました。私はその頃から益田東高校吹奏楽部の一員になりたいと思っていました。高校時代の私の青春は部活と勉強でした。甲子園のアルプススタンドで応援演奏をしたこと、部員全員で定期演奏会という大きなステージを作り上げたこと、コンクールで金賞を受賞したこと、管楽合奏コンテスト出場を果たし、東京の大舞台で演奏出来たことなど、益田東高校でしか味わえないとても濃い3年間を過ごすことができました。益田東高校吹奏楽部では、部員達で考え行動することが多いです。何をするにしても、まずは自分の考えを持ち、他者と共有し考えを深めることが求められます。ここがほかの高校では経験することが出来ない益田東高校ならではの良いところだと思います。また、私は特別進学コースで勉学にも励んでいました。学習面でも先生方が親身になってサポートしてくださり島根大学に合格することが出来ました。私も高校入学当初、勉強と部活動の両立は難しいのではないかと不安に思っていました。ですが、周りには困った時に助けてくれる仲間がいたり、部活以外の様々なことを話せる後輩がいたり、どんなことでも応援してくださる先生方や家族がいます。1つ熱中するものがあれば、それが2つ、3つに増えても乗り越えることができます。私自身、吹奏楽があったからこそ、空いた時間を計算し勉強に集中することが出来ました。
高校生活の部活動で学んだこと全てが私の力になり、今とても役にたっています。東高吹部での思い出は色あせることない大切な思い出です。これからも益田東高校で学んだことを胸に夢に向かって頑張っていきたいと思います。




桑原明里さん
(平成26年度普通科普通総合コース卒業)
三隅中学校出身
 私がサックスに出会ったきっかけは、中学校で吹奏楽部に入部したことです。それからサクソフォ指導者の杉本孝一先生に出会い、個人レッスンを受けるようになり、本格的にサックスの道へ進むことを考えたのは中3の頃です。
 高校では益田東高校の吹奏楽部に入部し、現在は神奈川県にある「洗足学園音楽大学」に通っています。大学では毎日音楽に触れながら楽しく、充実した日々を送っています。
 私は、益田東高校に入学して本当に良かった!と思っています。私の高校生活の大半は部活動にあったと思います。東高吹部は、傍から見れば「一切の妥協が無く厳しそう」などという印象を持たれるかもしれません。もちろん私も入学するまではそんな印象を持っていた一人です。しかし、入学してから私は思いました。確かに、厳しくないと言えば嘘になるかもしれません。しかし必死で、また本気で活動できる環境を「厳しい」と考えるか「やりがいがある」と考えるか…それは個人の考えによるものと思います。厳しいと受け止めた結果辞めてしまうのか。また、与えられたこの壁、悩み、悔しさを乗り越え、昨日の自分、過去の自分よりも成長しようとするのか。後者で頑張った先には、必ずや音楽を通しての「楽しさ」「喜び」「成長」を感じると思います。
 卒業式の日に、少しでも「自分たちが成長することができたね!」ってお互いに笑いながら仲間と抱き合える日は、全うに活動をしてきた人にのみ与えられる特権です。適当に高校生活を送った人にはわからない感覚だと思います。
 もちろん、何らかの壁を乗り越える時は本当につらいものです。でも、私たちは一人ではありませんでした。悩むときも喜ぶときもみんな一緒!東高吹部は心からそう思える「まとまり」や「愛情」に満ちた集団なのです。だからこそ、目標が達成できたときには、心の底から喜び合え…何度、感動の涙を仲間と流したことか!
 この部活動は、技術面はもちろん、精神面の成長や他者との関わりを大切にできる環境です。練習ばかりでなく、BBQやレクなどの楽しみをたくさんあり、メンバーの縦と横の繋がりを強くすることができるのです。
 中学生のみなさん、東高に進むことは絶対損な話ではないです。むしろ自分を大きくしてくれる環境です。音楽に打ち込んで自分の心も成長させてください! 私も東高での先生や仲間との出会いを大切にして、これから自分の夢に向かって頑張っていきます!!
村上真也さん
(平成22年度普通科特進コース卒業)
東陽中学校出身
 現在は山口大学理学部の4年生です。(平成26年度時点)大学でも吹奏楽部に所属して音楽を続けています。私が現役生であった頃は、吹奏楽コンクールの中国大会で金賞(最優秀)を受賞したことや、日本管楽合奏コンテストに連続で出場できたことなど、良い結果を残せて良い思い出になりました。現在でも益田東高校吹奏楽部の活躍ぶりを耳にするくらいで、伝統が続いていると思うとうれしい気持ちになります。  
 そんな結果が残せるのも、本気でやれる環境や指導者がいらっしゃるからこそであり、自分も吹奏楽をしにこの高校へ入学したくらいですから、充実した日々を送っていたように感じます。特に自分は独奏も好きで、県内のソロコンテストにも出場したり、他の大会にも出場していました。自分の好きなことがやれて、指導も受けることができるよい環境にいたなと思います。
 また、この部活は良い仲間にも出会える場でもありました。合宿先でのレクリエーションでバレーやチーム対抗長縄とびをしたり、定期演奏会を皆で創りあげていったり、年度末には恒例の卒業生を送り出すBBQをやったり、思い出すと懐かしい気持ちになります。
 思い起こせば、合奏中いつ指揮棒が飛んでくるかビクビクしていたことや朝早い大会で必ず誰かが遅刻しては怒声が聞こえたのも、東京での大会で本番衣装を忘れた生徒がいたのも、全部良い思い出です。(笑)
 部活という集団で活動する以上、互いに衝突することもありましたが、それも今となっては自分の糧となっています。そういった意味でもこの益田東高校吹奏楽部を通して非常に中身の濃い3年間を過ごすことができたと感じています。
渡邊 望さん(旧姓 又賀)
(平成20年度普通科特進コース卒業)
益田中学校出身
 私が吹奏楽を始めたきっかけは、中学1年の時に先輩方の部活動紹介を聴いて感激し「私もこんな演奏がしたい!」と思ったからです。そしてその時の益中吹奏楽部の顧問が大曲先生でした。先生は当時、厳しかったですが、一人ひとりのことをよく見ていて、とても分かりやすく熱心に指導してくださいました。
 しかし、翌年、私が中2になる年に先生は東高に赴任されることに…。それでもやはり私は大曲先生のもとで吹奏楽がしたい!という思いが強く、中3の冬、高校の進路選択で東高から特待生のお話を頂いた時、すぐに決めました(笑)  
 東高に入学してからはたくさんの仲間と出会い、先生の厳しい指導にも耐え(笑)、大変な事もありましたが、高校3年間の思い出は吹奏楽のことでいっぱいです。高校一年の時は人生初めての中国大会に出場ができ、管楽合奏コンテストの全国大会も初出場でき…  
 私は高校を卒業して6年になりますが、 いまだに学校に顔を出したり定期演奏会に出させていただいたりしています。吹奏楽部は在校生とは被っていなくても在校生と卒業生の仲が良く、とても嬉しく感じます。こうして気軽に学校に行けるのは、在校生の雰囲気が温かいことと、先生が変わらず東高にいてくれるおかげだと思っています。



青木穂乃美さん
(平成19年度普通科特進コース卒業)
中西中学校出身
 益田東高校を受験しよう、と決めたのは、中学三年生の11月でした。  
 当時の益田東高校吹奏楽部は再建間もない時期で、もちろん今のような実績もなく、先輩部員も少ない状態でした。そんな状況で何故益田東高校に入ろうと決めたのだろう?と考えると、やはり、何より顧問である大曲先生の親身になってくださる勧誘と、ご縁、だと思います。  
 入学してからは、17人でコンクールに挑戦し、当時レベルが上がりつつあった小編成の部で金賞(4位)をいただくことができました。当時先輩は5人で、三年生はいませんでした。その時の演奏が、今でも心に残っています。また、二年生の時には中国大会出場を果たし、三年生では部長として、皆に支えてもらいながら、人を引っ張る、まとめることの勉強をさせていただきました。当時の活動や雰囲気を後輩たちが引き継いでくれて、今の益田東高校につながっている、と思うと、なんだか不思議な気分です。  
 私は教員を目指し、大学進学を希望していたので、特別進学コースで自分に合った学習指導をしていただきながら大好きな吹奏楽を本気で出来る環境は、本当にありがたく、充実していました。吹奏楽と何かを本気で両立することは可能なんだ!と高校で学びました。  
 島根大学に進学してからも、教員として働き始めてからも、高校での部活動で身につけた礼儀やマナーが本当に役立っているなあと実感しています。そして何より高校でトロンボーンに出会うことができ、そのおかげで今までずっと吹奏楽に携わりながら過ごせています。  
 長くなりましたが、これらの経験は、私が特別だったから出来たこと、ではありません。私はどっちかというと中学では成績が良くない方だったし、もちろん楽器も上手とは言いがたいレベルでした。つまり、やろう!と思えば誰にでもできることなのです。やろう!と思えるかどうかは、やはり、ご縁かな、と思います。  
 これからも益田東高校吹奏楽部での活動を胸に、そしてご縁を大切に、演奏活動を続けていきながら、今度は私が誰かに大曲先生の教えを伝えていけるように頑張ります!
大庭綾華さん
(平成25年度普通科普通総合コース卒業)
益田中学校出身
 私が音楽に出会ったきっかけは、プロトランペット奏者である叔父の演奏を聴いたことです。何度も演奏を聴くことで音楽の魅力に惹かれていきました。私の母に吹奏楽部に入ることを勧められたのが小学校5年生で、それがクラリネットとの出会いです。
 大曲先生には小学校の合奏指導で初めてお目にかかり、その後中学校に通うようになってからも合奏指導に来ていただいていました。先生のレッスンはとても分かりやすく、音楽を楽しく学ぶことができました。 
 高校進学の際に、私は東高の他に迷っていた高校がありましたが、大曲先生の熱心な気持ちに惹かれ先生の元で吹奏楽がしたいと思い、東高への入学を決意しました。 
 高校に入学してからは不安もたくさんありましたが、頼もしい仲間と優しく時には厳しい先輩方や、一人ひとりのことをしっかりと見てくれる大曲先生のおかげで、とても濃い高校生活を過ごすことができました。高校生活の一番の思い出は、高3の夏の「県大会(金賞・県代表)」、先生の地元岡山で良い結果を残せた「中国大会(金賞・最優秀)」、先生の誕生日に最高のプレゼントを贈ることができた「管楽合奏コンテスト全国大会(最優秀賞)」です。吹奏楽の主要な大会すべてで良い結果が残せ、濃い時間が過ごせたのも、東高で吹奏楽部に入ったからだと思っています。 
 部活動で学んだ礼儀や挨拶、一つのものをみんなで作り上げるということの大切さが、今ではとても役に立っています。青春時代を東高吹部で過ごせた想い出は、私にとって最高の財産です。