平成14年度には、犬181,858頭、猫272,260頭の合計454,118頭が殺処分されています。
殺処分された犬猫の約半数が生後3ヶ月未満の小さい命です。
血統、遺伝的疾患等を考慮しない無暗な繁殖はやめましょう

             

不妊手術について

避妊手術

U^ェ^U ワン! (=^. .^=)ミャー
当院では、生後4ヶ月くらいから避妊手術を行います。
老齢になってからの子宮蓄膿症や子宮卵巣の病気を
未然に防ぐ効果とともに、早期に手術して
卵巣を除去することにより、
乳腺腫瘍の発生率を低下させることができます。
 若い方が手術するのも、楽です。回復もはやいし。
入院日数は、手術当日に持参できれば2日間。
手術前日の夕方持参であれば、3日間御預かりいたします。
どちらの場合でも、手術前日、当日のの食事は御控えください。
麻酔前投薬の影響で、ゲロします。
気管チューブいれるのに、ゲロだらけで、困ります。
避妊手術後、どうしても肥満になりやすい傾向が
ありますが、
それは、不適切な食事内容、食事量の結果ですので、
適切な食事管理をしていれば、防げますので、
ご相談ください。
猫の発情出産シーズンは、1月くらいから7月くらいまでと
言われていましたが、
近頃は、年中発情して出産といった猫ちゃんを良く見かけます。
生れた子猫の貰い手を探すとことは、容易ではありません。
最悪、保健所に引きとってもらったり、捨てたりといったことに
なりかねません。今の法律では、捨てたら、逮捕されます。
罰金もあります。
そうならないように、手術が必要です。
体重が2kgを超えたくらいの月齢になれば、手術可能ですので、
早めに手術いたしましょう。
 去勢手術
U^ェ^U ワン! (=^. .^=)ミャー

生後6ヶ月くらいから手術可能です。
1日で帰れますので、入院は不用です。
ただし、朝食は抜いてきてください。
 近頃、メス犬の避妊手術は一般的になってきていますが、
問題になるのは、オス犬の方が多くなってきています。
オスらしさを発揮して、吠えて困るとか、
力が強くて引っ張られるとか。
「おまえ!散歩すんのか、
しょんべんひっかけるのかどっちかにせぇ〜」

ちゅうくらい、マーキングして歩きます。
やはり、去勢手術によって男性ホルモンの放出を制限すると
かなり違います。
また、老齢のわんちゃんの約2割が
前立腺疾患に冒されているとの
報告もあります。去勢をすることによって未然に防げます。

生後6ヶ月くらい、体重が2kg超えたら可能です。
入院は不用で、夕方には帰れます。
ただし、朝食は食べさせないで連れて来てください。
鎮静薬で、ゲロします。気管に詰まったら大変です。
 オス猫の場合、メス猫の声に誘われて、
どうしても、外に出て行っちゃって、喧嘩やら、事故に
合う危険性が多くなります。
ただ、傷だらけになるだけなら、
少々箔がついて良いかもしれませんが、
喧嘩相手が、いろんな伝染病を持っていたら、
最悪です。一回の引っかき傷から、死に追いやられます。
また、何度もあっちこっちが傷だらけ、化膿しまくると
そのバイ菌が腎臓や心臓に住みついちゃって、
腎炎、心臓内膜炎をおこして取り返しのつかないことになります。
そうならないためにも、去勢して、
魅力的なメス猫の声にも、誘われないようにしましょう。