耕起・代掻き

 田植え前の田んぼの準備として、まず最初に「荒起し」があります。稲刈りが終わってそのままにしてあった田んぼを耕耘機ですき起し、水を入ます。

 このあと、もう1度耕耘機できれいに代掻きをすれば、田植えができるようになります。



 鍬をじょうずに操って、あぜの横と上の面を見事に仕上げていきます。履いているのは「田靴」と呼ばれる田んぼ用の長靴。
 夕方の撮影となったため、鮮明に写っていなくて申し訳ありません。(
4月25日撮影)


 こうやって水路の中に土を詰めた肥料袋を入れて水をせき止め、草に隠れてちょっと見にくいけど、水路の側面にある穴から田んぼに水が入るようにします。
 21世紀を迎えようかというのに、なんとも原始的なやり方ですね。(5月3日撮影)


 このようにして水路横の穴から水が田んぼに入ってきて、田んぼには水が湛えられてきました。
 写真手前の黄色いものは、トウが立ってきて田んぼに捨てられたチンゲンサイが花を咲かせているところです。(5月7日撮影)



 荒起しして水を張った田んぼを、このようにして耕耘機(こううんき)でもう一度かきまぜてきれいにならす作業が代掻(しろか)きです。
 この写真では少しわかりにくいのですが、人の後ろに横になった木の棒を引っ張っています。これで土をならしていきます。(参考写真)

 代掻き作業が終わったあとの田んぼです。もうこれで田植えができるようになりました。(5月13日撮影)