田植え


 田植えに先立って、前もって苗を田んぼに運び、イモチ病などを予防するための薬をパラパラと蒔きます。写真の苗の根元のあたりに見える黄色いツブツブがそれです。



 また、田んぼには苗が列になって並んで植えられるように、このような道具を使って筋を引きます。そうしないと、除草や稲刈りのときに都合が悪いのです。
 学生のときに京都で手伝ったときには、両側のあぜからひもを引っ張って植えたような記憶がありますが、この地方ではこのようにして引いた筋に沿ってうえます。(
5月15日撮影)


 そして、育苗箱から苗を手でもてるくらいの大きさ分けて取り出し、このように田んぼの中に適当に投げ入れておき、その苗を手にして4〜5本ずつ植えていきます。田んぼに引いた筋がうっすらと見えます。
 おばあさん、後からごめんなさい。(5月15日撮影)


 田植え後の田んぼです。筋引き器で引いた線に沿って植えてあるので、列になって植えられている様子がわかると思います。



 家の前から見た田植え後の田んぼです。田植え前と較べてみてください。
 5アールほどの田んぼですが、2人がかりで3時間ほどかかったそうです。田植機で植えればあっという間に終わるのでしょうが・・・