Part19
「超世紀」〜2001年1月4日(木)
益田市にお住まいのK内さん、お待たせしてすいません!「とびら」現場リポート21世紀バージョン始めました。風邪ひいて持病の喘息にも悪影響、まあ年明けにはよくやってしまうことなのだが、練習に出るのが精一杯でレポート打つのもおざなりに‥‥そんなわけで今年も早や7日なんだけど、4日の心づもりで書き綴らせていただきます。ちなみに今年の初夢はリサ・ココ・杉内ララのバニーちゃんの予定でしたがまだ見てません。
年始集中練習は変則時間割。子供にも夜7時まで残ってもらって、できるだけ大人と合同で練習する時間を増やしたいということである。きょうは大ホールで午後1時・3幕後半の練習からスタート‥‥とはいえ職場によってはもう仕事始めになってるし、大人の集まり具合はボチボチってところ。豊田先生が久々に復帰して「かなり進んだでしょうねえ」ってことだったが、はたしてどう映ったことやら。というのも、芝居・歌・ダンスetc全体的に仕上がりがやや遅れ気味という自己評価が内輪で出てきているからなのだ。29日の稽古納めで親睦の集い(物は言いようだ。お酒の会)が行われたが、その時もそんな話題が多くて、危機感の募る世紀越えだった。であるからして、なおさらこの年始練習は重要である。梅津さん!いまさら新世紀ヘアスタイル決めてきたって遅いのよ!しっかりして欲しいわまったく、などとエライところに八つ当たり。
さて、例によってBさん死んじゃった後のドンデン芝居。これも例によってダイチの芝居付けのためのごんどう先生試行錯誤は、やっぱり例によってオモチャと化す真庭ちゃん劇場。きょうはジャンプしながらセリフをしゃべったり、管理官をひっぱたきながらタメ口きいたり。一方その頃Bさんはしつこいようだが例によって、法王さまのご機嫌を伺っていた。法王のヤグラはまだできてないので仮の台が置かれているのだが、その後ろであーだこーだ言ってるとなぜか無造作に置かれている管理官のキャップ。戯れにかぶってみると、わたしの場合イマイチきつい。去年の新垣さんのようにまゆ毛が隠れるぐらいの位置までつばが降りない‥‥史香さんはブカブカ、ダイチにかぶらせてみると顔が全部キャップになってしまった。ここから生まれる?管デレラの伝説・詳細は3日後‥‥。
それから「法王+PTA」近辺の練習。PTAが子どもたちを威圧するこの曲は、今回は具体的に肉親を決めて叱りつける感じになった。ミサキ一家はまあキャスティングどおり、カザンママも長谷川さんで決まりだが、その他はリサママが小川さん、マリママ(姉?)が大達っちゃん、テツママが大嶋さん、などなど。試みに歌ではなく、実際に叱りつける芝居をさせられたところ、スゴイというかヒドイのがユキさんち。和田守ママがいないので姉かなんかのトモちゃんが奮闘してるのはいいのだが、エノちゃんを引っぱり回すわ突き飛ばすわのご乱行で、エノちゃん思わず「ごめんなさい〜」‥‥マジで謝ってる‥‥とんだ虐待一家である。それとルミママがNGなので代わりに出雲さんをしかる稲若さん。あの、そこまで肩をわしづかみにしてゆすらなくても‥‥終わってホッとした表情の出雲さんに、なぜかこっちまでホッとしてしまう今日この頃。
「あしたの空へ」のステージングではまたもや‥‥歌いながら深くしあわせをかみしめるこの曲で、またもその笑顔を引き合いに出された半場ちゃん。‥‥去年もおんなじ事やったぞ?‥‥「まあ“はるかな時”は感じないけど」ってそりゃあんまりですよ、ごんどう先生。本番のこのシーンで半場ちゃんの笑顔が目にとまったお客さんは、きっとしあわせを感じてくれると思う。‥‥じゃなくて、誰に目がとまってもいいように半場ちゃんを見習ってね、ていう主旨の引き合いなんですけど、ちょっとわたしの解釈が偏りすぎだったかしら?
そしてついにゲラン・バロン不叶姉妹の見せ場が訪れた。3幕の練習の流れの中でいきなり見せられたので衝撃的だったのだが、そのとき法王の台座の後ろにいたので、いきなりモトくんが台上に転がり込んでくるシチュエーションで、よけいにブッタマげた。たとえて言うなら、猛獣に肉を食い尽くされた餌食がポイと放り捨てられ、それが目の前に落ちてきたみたいな‥‥わからん?わかるって、本番見れば。夜の練習に入って佳苗先生が登場、役者が揃ったので改めて客席から見たのだが、新曲(インストルメンタル)にのって不気味にも華麗に、この物語に決着をつけてくれる。まさに“蝶のように舞い、蜂のように刺す(ヘビだが)”てなもんである。おまけに毒も持っている、舌に。今度きいてみよう「モトくん、おいしかった?」