Part12
「夫婦」〜11月25日(土)
はじめに‥‥ややや、山崎プロデューサー、いつもあ、ありがとうございます‥‥ばたっ(卒倒する音)。
ちなみにわたしもプロデュースを始めました。モトくんの教え子の女子高生を中心に、「YORUYAN」でオーディションした、というのは全くデマの「モト娘。」です。本日11月25日発行の「ミュージカル通信」でデビュー!デビュー曲?「クラッシュ!」でしょ‥‥。
前回間に合わなかった曲パート2が完成した。岡崎前教師Aさんが渾身の大芝居で埋めた、例のツカミの歌だ。大人は2時から自主練だったのだが、それに先だって美佐さんが呼ばれ、音取りを済ませていた。広兼先生は「ブルーハーツ」とか言ってたらしいが、美佐さんのボーカルでちょろっと聞かせてもらったわたしの印象は「ドリカム」である。ちなみに渋谷さんは「森山佳代子」って言ってましたが‥‥。アレンジがわからないので断定はできないがロック調の曲で、これにあわせて教師Aが生徒イジリをする‥‥というシチュエーションはなかなかに倒錯的である。
子どもたちは午前中から練習があって、大ホールに見に行ったときは番人さんたちと「KAGURA」を歌い踊っていた。これも前回と全くちがう振付になっている。いい!楽しそうだ。この場面には関係ないはずの大庭くんの名前が予定表に書いてあったが、花道で鼓(つつみ)を叩いてるのを見てナットク。ドラマーとしての起用であった。でもいいことばかりでもなくて、カザンが肉離れを起こしたといって泣きついてきた。しばらくダンスとかは無理のようだ。あとで島田さんと「オレらーもカラダ固いけえ、気を付けんと‥‥」と井戸端会談した。
自主練ではMDを使って「しあわせ?しあわせ!」「法王の歌」「クラッシュ!」etc を振り付きで練習。セレモニーの歌練習も。「モト娘。」たちもだいぶ歌劇団にとけ込んできて、自主練も盛り上がりが出てきた。こーいうのがないと、いくら本番がきっちり決まっても味気ないものだ。この調子で盛り上げて、ピークは77日後に‥‥!
4時半頃終わって帰り支度してると、大ホールもちょうど終わったところで、そこで彩ちゃんたちを迎えに来た初代ララの美江ちゃんに遭遇。ひさかたぶりの父娘の対面!‥‥マサトに戻ってしまうわたしである。そのままロビーに出てくると、唐突にダブルララや半場リサたちがミュージカルを上演中(三宅パパに聞いたところ、劇団四季の「二人のロッテ」ごっこだとか)。美江ちゃん乱入でトリプルララの三すくみ。3人とも芸歴(?)長いから、お馴染みさん同士で話にも花が咲いてる感じであった。
自主練は夜も続く。夜の蝶・渋谷さん、ゲホゲホ来臨。しかしわたしは、大ホールの4場の芝居にうつつを抜かしていた。あいにくララはNGなので美佐さんや多田先生がララになって、マサトさん・ハルカさんご夫婦のこれがなんと初の立ち稽古。見てると「あ、こういうふうにもできたな?」とか、いまさらながら見えてくるものがある。まあ4場を客観的に見るのは初めてなわけで、ごんどう先生や島田さんとあーだこーだと議論しながら、芝居の奥の深さ・おもしろさを改めて認識した。前回以上に芝居に力を入れている感じのごんどう先生、ハルカ・マサトも去年以上のものを要求されている。松本さん、オレの時より大変でごめんね!がんばれ!岩本さん!ボールペンが飛びましたよ!ごんどう先生のサングラスに続く、飛び道具第2弾。
そのあとリハーサル室で自主練兼雑談。護衛二人の青いカツラをどうするかという議論で、先生のところまで押しかけてワイガヤ。セミロングとかショートカットを試してみるという話だが、そうすると、打ち上げで稲若さんがラムちゃんをやるというナイスアイディアはどーなるんじゃー!って怒ってるのオレだけ?