Part17
「激突」〜12月17日(日)
連日の南小学校練習、今日は3幕をあたる。島田さんがコンタクトにチャレンジしてきた。やはり使い捨てだそうだ、あとで芝居の最中にずれて、いきなり片目の視力が撃沈するなどいまは知る由もない。
はじめは管理官大笑いの場面(※注:後半ね)からで、いきなり見学者モードを強いられる教師Bさん。仕方ないので法王さまと懇談していたのだが、どうやら史香さんにも管理官願望があったようだ。‥‥ねえ、やっぱりもう一人の主役なんですよ、管理官って。
今回、護衛の二人は銃を携帯していて危険度200パーセント増量中だが、この銃がなんと8種類の発射音を奏でるというかなり凶悪なシロモノ(広兼博士算出)。例によって死んだままオンステージの稲若さんが、あまりに退屈なためか練習中に暴発。緊張の糸が切れるなど約50名の被害者が出た模様です。カザン/ダイチの母の長谷川さんも我が子の一大事に奮闘中だ。ごんどう先生に止められて横スキップ帰りで照れ隠しをする姿が、哀愁を誘うのか一部で大好評売り切れ店続出。そんな長谷川さんもひとたび振付に入ると、それが子どものダンスでもいち早く習得して、周囲にアドバイスして回るのだ。すごいぞ真月!がんばれ主婦!どうでもいいがココも「長谷川さん」で、おまけに名前も1文字同じなのでなんか紛らわしい。ココは主婦じゃありません。ぢょしこーせーです。
それから前半の立ち稽古。ダイチの、みんなを説得する声が切迫感足りないというので、ごんどう先生が後ろから羽交い締めにしてセリフの練習。真庭ちゃん、もがいてるのだが足が床についてない。切迫感は出ている。でも声が‥‥。
昼食に入り、恒例のボールゲーム大会。女の子たちがバスケをしていると、やおら演助の新垣“昌ちゃん”が中に混じってゾーンディフェンスを始めたので、美佐さんに「ご主人どうしたんですか?」と心配してしまったのだが、どうも今日はそういう日和だったようで、別に繰り広げられたバレー大会にはごんどう先生までエントリー。どうしましょう、あと卓球しかないですよ‥‥多田先生。ちなみに昔は卓球少女・邦ちゃんだったそうです。
午後は生徒たちがスクールサイダーやPTAを追いつめて「仮トドメ」を刺す「蛇の踊り」の振付。前回はこれがトドメだった。このステージングもやはりリニューアルされることになり、今回先陣を切るのはリサ・半場ちゃん。相変わらず普段はほんわかムードを醸し出しているが、このときは恐い目してますよ‥‥。彼女に限らず「あい地球」の頃から参加している子については、この3シーズンでいろいろな表情を見てきた。子どもの成長する姿を見るのは楽しいものだ。だから石西音楽祭って好き。県民会館は今、建て替えの話題が盛んで、一説によると新しい会館のこけら落としも「とびら」になるとか‥‥その真偽はともかく、これからも大人と子供が一緒になって楽しめる企画を続けていって欲しいのである、Bさんとしては‥‥おっと、そんな遠い目をしてる場合ではない。途中から大人と子どもが入り乱れて大混乱絵巻。本番では衣裳で判別もつくだろうが、現時点では味方を相手に乱闘してしまいそうだ。朋ちゃんあたりは特に危ない。早くも大人によってたかって攻撃されている。同情の涙を禁じ得ない‥‥。
大人は特に振りらしい振りはないのだが、「混乱する」「あえぐ」芝居ってけっこう苦しいのである。でもBさんとしてはこの辺が唯一の工夫のしどころだし、気張らんとなあ‥‥で、なんか前回もそうだったような気がするのだが彩ちゃん(マリ)の近辺から円の外に飛び出して、でもその辺はたぶん行き当たりばったりなので出雲さん(ルミ)のあたりからになるかも知れないが、とにかくそれで一巻の終わり、お疲れっした!である。そのあとの芝居をボーっと見てたら、まるちゃんに同情された。せいぜい主役にこびを売って憂さを晴らすとしよう。
このあとは「しあわせ?しあわせ!」である。出番じゃないけどやっぱり踊ってしまう、スクールサイダーお気に入りの曲。管理官もか?モトくんの「しあわせ」ダンスが見られるのは練習期間だけですよ、奥さん!今日はまた左足首まくりファッションに戻っていた。途中でニット帽を取って落ち武者ヘアにしたところ、「アレ?管理官は?」という声があっちこっちで頻発する。見失うな!それぐらいで‥‥彼は最近、地が出始めたのか得意の暇つぶしダンスも素人ウケするものが増えてきて、とうとう弟子であるところの朋ちゃん主催による「変な人コレクション」にも加えられてしまったらしい。2号だろうか。1号は山田だ。炭焼き小屋のオヤジ風の美佐さんも加えて欲しい。