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 雪舟ウォーキングコース
 雪舟の終焉地益田市には雪舟の墓をはじめ、晩年を過ごした東光寺跡(現大喜庵)、医光寺萬福寺雪舟庭園など雪舟遺跡が多く点在しています。
 そこで、これらの雪舟の遺跡をめぐる雪舟ウォーキングコースを選定しました。このコースでは当時の雪舟に思いをはせながらゆったりと散策できるよう、「雪舟さんに会える4つの路」を紹介しています。


雪舟の郷記念館~雪舟廟大喜庵~益田氏館跡・三宅御土居跡~萬福寺・医光寺の雪舟庭園をめぐる基本コース 【3キロ】

雪舟の郷記念館周辺にある大喜庵・雪舟の墓などの雪舟遺跡をめぐるコース 【2キロ】

雪舟筆「益田兼堯像」のモデル益田家第15代益田兼堯に関する遺跡をめぐるコース 【4.5キロ】

雪舟筆「山寺図」に描かれた旧勝達寺跡などをめぐるコース 【2キロ】

① 雪舟の郷記念館  雪舟終焉地に建つ記念館
◇住所:益田市乙吉町イ1149

 平成2年10月雪舟廟大喜庵に隣接してオープンし、雪舟と益田の歴史を展示、紹介している。

記念館外観
② 大喜庵  雪舟終焉地に建つ寺・曹洞宗
◇住所:益田市乙吉町  雪舟の郷記念館の東隣
 元禄15年(1702) 大喜松祝により創建

 もと、この場所には、雪舟が晩年を過ごした臨済宗東光寺が建っていた。曹洞宗の僧大喜松祝は、 雪舟旧跡の東光寺跡が荒廃しているのを嘆き、その復興を誓って草庵を建立。自らの号「大喜」をとって大喜庵と名づけた。創建当時の様子は「石見州大喜庵記」に詳しく記されている。

大喜庵
③ 三宅御土居跡  益田氏の政庁・居館跡
◇住所:益田市三宅町  国指定文化財

 益田氏の政庁、居館跡。益田家11代兼見により南北朝期築造されたと伝えられ、戦国時代末期、20代元祥が大改修をした。市教委による発掘調査の結果、館の東が北に突出した長靴形で、規模は最大で東西190m、南北110m、周囲に堀をめぐらし東西に高い土塁を築いた堂々たるもであったことが確認された。

三宅御土居跡
④ 萬福寺  益田氏の菩提寺・雪舟庭園がある時宗の寺
◇住所:益田市東町
 本堂:国重要文化財
 庭園:国指定史跡及び名勝(雪舟庭園)

 現在の本堂はもと同市中須町にあった安福寺を益田家第11代兼見が時宗に帰依し現在地に移転創建したもの。鎌倉時代の様式を残す寄棟造りで、時宗の本堂としては、全国的にも類を見ない様式。庭園は室町時代雪舟が滞在し築庭したと伝えられる。雪舟四大庭園のひとつに 数えられる名園。

萬福寺本堂
⑤ 医光寺  益田氏の菩提寺・雪舟庭園がある臨済宗の寺
◇住所:益田市染羽町
 庭園:国指定史跡及び名勝(雪舟庭園)
 総門:県指定文化財

 医光寺は臨済宗東福寺派で応安元年の創建と伝えられる。もと崇観寺の塔頭として建てられたが、その後崇観寺は荒廃し17代宗兼が医光寺を改築した。室町時代雪舟は当寺に滞在し、庭園を築いた。庭園は雪舟三大庭園(常栄寺、医光寺、萬福寺)のひとつに数えられる名園。
東光寺で亡くなった雪舟は、医光寺に運ばれ荼毘に付されたという。境内にはその記念碑として雪舟灰塚がある。
 総門はもと益田氏の七尾城大手門を移築したもの。戦国末期の高麗門の姿をとどめる。

医光寺総門
ますだしりつ せっしゅうのさと きねんかん
益田市立雪舟の郷記念館
〒698-0003 島根県益田市乙吉町イ1149
TEL/FAX : 0856-24-0500
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