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 記念館ニュース ・ 平成22年度
◆ 第13回雪舟サミット
 平成22年11月20日~21日 岡山県井原市において第13回雪舟サミットが開催されました。参加自治体は雪舟ゆかりの5市1町(岡山県総社市、岡山県井原市、山口市、福岡県川崎町、大分県豊後大野市、島根県益田市)で、雪舟の業績を顕彰するとともに雪舟を通じて友好の輪を広げることを目的としています。

 山形大学宮島新一教授の「雪舟の故郷 備中」基調講演の後、サミット会議でそれぞれの首長が雪舟への取り組みを発表。総社市は「雪舟のネズミ」をデザインしたバイクのナンバープレート、井原市は紙芝居「雪舟ものがたり」や黒ごま餡の水墨菓「雪舟」などを新規に作成し、雪舟による町おこしはいよいよ盛んになっています。

 うれしい出会いもありました。20日、井原メルヘンホールで出迎えてくれたのは笠岡市の小川佶延(よしのぶ)さん。小川さんは当館に雪舟さん人形ほか多くの雪舟グッズを寄贈していただいた人です。思いがけない“雪舟さん”との再会でした。

第13回雪舟サミット 岡山県井原市
平成22年11月20日~21日

紙芝居「雪舟ものがたり」の朗読
雪舟を語る会

雪舟さんのお出迎え 笠岡市の小川さん

重玄寺
「聖のまち」リーフレット作製 (H22.9.25)
 企画展「聖のまち~人麿と雪舟~」に合わせ、歌聖・柿本人麿と画聖・雪舟のPRのため、益田市柿本人麿公顕彰会と当館が共同で、リーフレットを企画・作製しました。
 人麿にゆかりのある戸田・高津の両柿本神社や、雪舟ゆかりのお寺などを地図で示し、両聖に関する遺跡、美術品など貴重な文化財を写真付きで紹介しています。その他、万葉公園案内図・雪舟山水郷案内図もあり、情報盛りだくさんのリーフレットです。
 市内外の観光施設に置いてありますので、ぜひご活用ください。


A5判のリーフレットは
広げるとA3判になります。
石陽講座Ⅱ 第4回「山陰道~浜田藩士家族の逃避行300キロ~」
 
 (H22.6.17 大喜庵)
 昨年に引き続き、矢冨厳夫当館名誉館長による石陽講座を開催したところ、遠くは松江や江津などから約50名の参加者がありました。
 幕長戦争益田口の戦いで長州軍の猛攻で敗れた幕府軍の浜田藩は、自ら浜田城に火をつけ美作(みまさか)の飛地・鶴田(とびち・たづた)まで逃避行しました。
 その行程は現在の国道9号線のルートをほぼたどった山陰道で、約300キロの行程でした。藩主松平武聡(まつだいらたけあきら)とその夫人をはじめ、浜田藩士やその家族3000人の大変苦しく惨めな逃避行に、皆が静かに耳を傾けました。

雪舟号 走る!(H22.2.8)
 平成22年2月より、雪舟の郷記念館の公用車“雪舟号”が市内を走っています。
トレードマークの帽子をかぶり、筆をもつとてもかわいい雪舟さんと一緒です。
ますだしりつ せっしゅうのさと きねんかん
益田市立雪舟の郷記念館
〒698-0003 島根県益田市乙吉町イ1149
TEL/FAX : 0856-24-0500
http://www.iwami.or.jp/sessyu3/