少人数やティームティーチングでの授業では、より多くの生徒に声をかけ、一人一人の学習状況をチェックできるようになったため、個に応じたきめ細かな指導・支援が可能になった。その結果、生徒の学ぶ意欲が高まり、質問や意見が以前と比べるとよく出るようになった。学習に関するアンケート結果からも「授業が分かりやすくなった。」、「集中して授業が受けられるようになった。」など、大半の生徒がこの指導を効果的であると受けとめていることが分かった。しかし、少人数やティームティーチングでの授業は、指導方法の一つであり、さらに有効なものにしていくには、学校組織として教師全体の指導力の向上を図っていくことが必要である。
また、地域講師を活用した授業では、より専門的な指導を受けることができたり、質問・疑問にも迅速に対応してもらえたりするなど利点が大きいため、今後さらに地域との連携を深め、ふるさとの教育力や人材を十分に生かすためのネットワークづくりを進めていかなければならないと考える。 |